1カ月間「クマに飼われていた男」の“本当の正体”が遂に判明! 一度死んでから蘇り、黒死病にかかった噂も…実際のところは!?

1カ月間「クマに飼われていた男」の“本当の正体”が遂に判明! 一度死んでから蘇り、黒死病にかかった噂も…実際のところは!?

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 クマの“保存食”になった男の続報が舞い込んだ。

 先日、トカナではロシア中央部のトゥバ共和国で発見された“生きたミイラ”アレクサンダーを紹介した。彼はヒグマに襲われた際に脊椎を負傷し、動くことができず、1カ月間も洞窟の中で自分の尿を飲みながら救出を待っていたと言われていたが……。

・「クマに飼われていた男」が発見される! “保存食”として拉致され巣穴で1カ月、ミイラ状態に…衝撃のサバイバル体験!

 英紙「The Independent」(6月27日付)によると、この男性はトゥバ共和国ではなく、ロシアの隣国であるカザフスタンの男性であり、クマに襲われてはいないという。「The Independent」がソース元となったロシアニュースサイト「EADaily」に突撃取材したところ、情報のファクトチェックを怠っていたことが明らかになった。

・「The truth behind the story of the man left ‘looking like a mummy’ after surviving a month as a Siberian bear’s captive」(The Independent)

 アレクサンダーの映像は「EADaily」の編集者であるアレクセイ・デミン氏が、“猟師友達”からSNSを通して受け取ったものだったという。そして、詳細を聞くことなく記事を公開してしまったそうだ。

 また「The Independent」によると、“アレクサンダー”はクマ事件の一週間前にも別事件の当事者としてロシアのネット掲示板「Pikabu」で話題になっていたという。名前だけは同じくアレクサンダーだったが、トゥバ共和国ではなくロシアのソチで、埋葬後に復活した人物だと紹介されていたそうだ。

 その他にも「黒死病」の患者として紹介されることもあったり、なんとも災難の多い人物だが、彼は一体誰であり、どうしてミイラのようにガリガリに痩せこけてしまったのか?

 英紙「Daily Mail」(6月30日付)によると、彼はアレクサンダー・Pというカザフスタンの男性だという。彼を診察した医師によると、アレクサンダーは乾癬という皮膚病とうつ病のため病院で治療を受けていたのだという。

「彼は無気力のためベッドから出られず、生きることを望んでいませんでした。うつ状態にあったのです。そのため、乾癬を放置し、治療を受けていなかったのです。彼が病院に来たのはそのためです。現在は母親に連れられ退院し、自宅で治療を続けています」(医師)

 アレクサンダーの家族は、彼がクマの保存食になっていたというニュースを知り、大変驚いたそうだ。それもそうだろう。全く関係のない事件の被害者にされてしまったのだから。

 なにはともあれ、アレクサンダーさんが瀕死の状態から回復したのは喜ばしいことだ。

参考:「The Independent」、「Daily Mail」、ほか