改めて知ろう! 税理士が会社員の“税金”の基礎をズバリ解説

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」。3月1日(月)放送の「オピニオンCROSS neo」では、税理士の中島加誉子さんが“税金の仕組み”について述べました。



◆会社員はあまり知らない"税金”のこと

2020年分の所得税の確定申告受付が2月16日、全国の税務署や特設会場で開始。今年は新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言を受け、期限が1ヵ月間延長され、4月15日までとなっています。

会社員は、基本的に会社が給料や税金を計算してくれるため確定申告を行いませんが、中島さんは「だから税というものに関心が薄れてしまう」と危惧。対して個人事業主は、収入・経費・税金まで全て自分で計算するため、税に対する感度が高いと言います。計算する必要のない会社員であっても「どうやって自分の税金が計算されているのか、税の仕組みを知るとそれがわかってくるので、ぜひ計算してもらいたい」と望み、今回は会社員向けに税金の基礎的なことに関して解説していきます。

まずは所得税・住民税について。例えば、収入(給料の額面)が600万円の人の場合、税金はどう計算されるのかと言えば、最初に「給与所得控除」が引かれるわけですが、これはいわば収入を得るための経費、いわゆる「みなし経費」。この給与所得控除は収入によって金額が決まっており、今回の600万円であれば164万円に。

MCの堀潤は会社員時代、そこまで経費を申請して使っているつもりはないものの、給与所得控除が結構引かれていて「不条理」に感じていたそうですが、「実際にかかる会社員の経費よりも多めになっていると言われている」と中島さん。しかも、これは経費がかかっていなくても一定額が引かれるのは、個人事業主との公平性を図るため。もしもサラリーマンが領収書を集め、経費を集計するとなると税務書などチェックする側も大変なだけに、このような制度があると説明。

給与所得控除が引かれた後には、次は「所得控除」。これは例えば扶養家族が大勢いたり、医療費をたくさん払っていたりなど個人の事情に応じて税金をかける前に引かれるもので、これを引いた残りが「課税所得」となり、ここに所得税と住民税がかかります。なお、所得税は累進課税で住民税は一律10%。この負担も結構大きいと中島さん。

以上が税金の仕組みですが、これは確定申告書を作ってみるとよくわかると言います。個人事業主であれば必ず書く確定申告書ですが、これを自分で全て記入するとなると結構大変。

しかし、現在は国税庁が「確定申告書作成サイト」を開設しており、中島さんは「これが非常によくできている」と称賛。

チャート式で質問に答えるだけで簡単に確定申告書ができるそうで、改めて中島さんは「ぜひこのサイトを一度見て、やってみてほしい」と訴えかけ、「どのように税金がかけられ、その税金がどう使われているのか、関心を持っていくことが社会を良くする第一歩になると思う」と話していました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00(※番組終了)
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/
番組Twitter:@morning_cross

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