異業種が続々参入! コロナ禍で唯一の勝ち組「ハンバーガー店」が好調の理由

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜7:00〜)。7月13日(火)放送の「フラトピ!」では、コロナ禍でも好調な“ハンバーガー店”を紹介しました。



◆なぜハンバーガー店はコロナ禍で好調なのか?

今回、ハンバーガー店が好調な理由について解説してくれるのは、外食フードデリバリーコンサルタントとして活躍する飲食業界の専門家でNewsPicksのプロピッカー・堀部太一さん。ハンバーガー業態は「コロナ禍で唯一の勝ち組」と明言します。

実際、各飲食店の売り上げ推移を見るとハンバーガー業態以外は全て降下。「飲食業はおおよそ15%売り上げが下がると赤字になるが、それ以上の落ち込みがあるなかで、ハンバーガー業態はプラスで推移し、2020年度1年間での成長率は105%」と堀部さん。

好調の理由は2点あり、1つは「テイクアウト需要が大きく取れたこと」。ハンバーガー店は立地が生活動線に多く、買いやすかったことがプラスに。そして、2つ目は「客層」。飲み需要やサラリーマン層ではなく、ファミリー層、ママ友などさまざまな客層を獲得できたことが大きかったと分析します。

こうした現状に、キャスターの堀潤からは「ハンバーガーは個々人で食べるので、気持ち的にも感染対策に適しているのかも」との推察も。

ハンバーガー店でよくテイクアウトをするというキャスターの田中陽南は、「最近、近所に大手のハンバーガーショップではなく、変わったハンバーガー店が増えた」と実感を語ります。堀部さんによると、個人店の高単価グルメバーガーが増加していると同時に、さまざまな飲食チェーン店の参入も増えているとか。

その1つが居酒屋の鳥貴族。売り上げが大幅に下がったなか、新しい成長としてバーガーに取り組み、今夏チキンバーガーの専門店「TORIKI BURGER」をオープン予定。

その他にも、レストランのロイヤルホストが国内ではまだ少ないバターミルクに漬け込んだ鶏肉のフライドチキンを使った「Lucky Rocky Chicken」、牛丼の松屋はデリバリー専門のライスバーガー店「米(my)バーガー/こめ松」を展開しています。

◆コロナ禍の最新業態、完全非接触の店舗も登場!

各社知恵を絞ってさまざまな展開をしていますが、同じ飲食店経営者の食文化研究家で株式会社食の会 代表取締役の長内あや愛さんは、「ハンバーガーはいろいろなものをなかに挟んで食べて美味しいので、さまざまなところで新たな取り組みと美味しいものが次々にでき、飲食業をやっている身としても一個人としても試してみたくなった」と興味を示します。

また、参入の背景としては、鳥貴族にしろ松屋にしろ「自分たちが作ってきた鶏肉、牛肉などを挟むので参入しやすかったのではないか」と推測。堀部さんも「市場が伸びているとはいえ、(ハンバーガー業界は)トッププレイヤー『マクドナルド』がいるので、いかに差別化するかという点で自社の強みを活かすのは大事」と言います。

さらに、コロナ禍でさらなる業態も。それが完全非接触のハンバーガー店「Blue Star Burger」(東京・中目黒)。ここではアプリで注文・決済し、出来上がるとアプリに通知され、ロッカーに置かれた商品を受け取るだけという、店員と一切接点のないハンバーガー専門店。このお店は当初、本当に使われるのかという疑念があったそうですが、蓋を開けてみれば売り上げは上々で「これから出店が加速するという情報もある。すごく増えてくると思う」と堀部さん。

長内さんのお客さんのなかにも、コロナ禍で初めてアプリやテイクアウト、デリバリーを利用し、その便利さに気付いて今後も使っていくという方がいたとリアルな声も。気象予報士で防災士の中村美公さんは、これまでアプリなどで注文したことはないものの、「アプリがあれば取りに行くだけ、行列に並ぶ必要もなく、密を避けられるので使ってみたい」と関心を寄せます。

今後も各社、生き残りをかけさまざまな挑戦が行われることが予想されるなか、堀部さんは「今までの延長線上だと10〜20%減は覚悟しなければならないので、新しいことにチャレンジする。今は立ち止まらない、伸びているマーケットに早く参入することを大事にしてほしい」と新たな試みを考えている方にアドバイスを送っていました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

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