高齢化が進む日本の急務…「予防型孤独対策」を進めるための必要条件

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜7:00〜)。11月1日(月)の放送では、Z世代のコメンテーター・大空幸星さんによる政策提言「予防型孤独対策の実現」について取り上げました。



◆超高齢化社会を迎える日本に必要な予防型孤独対策

「堀潤モーニングFLAG」では"ニッポンのミライ”と題し、Z世代のコメンテーターに衆議院選挙前にさまざまな政策提言を募集。そして、この日は衆院選の結果を受け、その提言と与党の公約がどれだけ合致し、今後遂行が可能なのか検証します。

NPO法人「あなたのいばしょ」理事長の大空幸星さんの提言は、「予防型孤独対策の実現」。大空さんは現在の孤独・孤立対策がいかに支援を拡充すべきかという議論に終始してしまっていることを憂慮し、「各政党が『NPOや支援団体を支援しましょう』、『制度を拡充しましょう』と言っているが、それは対処療法の話」とその方向性を疑問視します。

2025年には団塊世代が後期高齢者となり、その次にはキャスターの堀潤が該当する氷河期世代が控え、今の若者はさらにその後、今の若者が高齢者になったときには「もはや日本の社会保障システムはもたない、ただでさえ今すでに脆い」と大空さんは案じます。そんななか、今何をすべきかと言えば、既存の新制度の拡充だけでなく、「そもそも孤独や孤立にさせないような予防的な観点を全ての政策に入れること、それが予防的な孤独対策の本質」と主張します。

孤独・孤立対策に関する与党の公約はというと、自民党は「社会福祉協議会など公的な組織の拡充・強化」と「実態把握を全国規模で行い、支援が必要な人や環境を洗い出す」とし、公明党は「孤独・孤立対策の国家戦略を策定し、官民一体で息の長い支援を実施する」としています。

◆来年2月には孤独・孤立の現状が明らかに

孤独・孤立対策は前政権・菅内閣時代に動き始めましたが、大空さんが今後政府に期待することとしては、すでに深刻化させないための政策は多数あるだけに、それを具対的に落とし込むこと。そして、2022年2月には孤独・孤立に直面している人が何人いるのかを調査した、日本初の実態把握が出るため、大空さんは「彼らがなぜそうなったのか、そのトリガー(引き金)を洗い出し、そこにタッチポイント、行政やNPOが介入できるポイントを明記し、蜘蛛の糸のように垂らしていくことが大事」と言います。

さらに、もうひとつ重要なのは「野党との連携」と指摘。すでに国民民主党は玉木雄一郎代表、伊藤孝恵副代表を中心に孤独対策を実施していますが、一方で共産党は今回の選挙公約に孤独・孤立対策は明記していません。そこで大空さんは、共産党の小池晃書記局長に直接問いただしたところ、「共産党の政策は全て孤独・孤立対策に繋がる」と回答したとか。

その曖昧な答えに大空さんは「意味がわからない。具体的に明記してほしい」と不満を吐露。すると、「この分野に関しては、『与党とも連携してやっていく』と共産党でさえも言った」と言質が取れたことを明かし、「(与野党関係なく)協力するところは協力してやっていただきたい」と訴えていました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

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