2022年版働き方改革…雇用形態、新卒採用の最新潮流をプロが紹介

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜7:00〜)。1月4日(火)放送の「フラトピ!」のコーナーでは“2022年版の働き方改革”について解説しました。



◆今注目のリモートと出社のハイブリッドスタイル

今回、「2022年版の働き方改革」について解説するのは、働き方改革の第一人者、NewsPicksのプロピッカーで一般社団法人at Will Work代表理事の藤本あゆみさん。

コロナ禍も相まってリモートワークが比較的浸透し、藤本さんは「特に2021年はリモートワークなどをみんなやってきて、新しい働き方を試し、決めたようなところがあったが、2022年はそれをより実践していく1年になる」と言います。

そんななか、今注目を集めている働き方がLINEの「LINE Hybrid Working Style」。これはリモートワークと出社のハイブリッドスタイルで、出社を前提とせず、「普通、働き方は会社で決まるところ、これは所属するチームのルールで決まる」と解説。さらには、11時までに出社可能であれば、全国どこでも居住オーケーというのも特徴の1つです。

「良くも悪くも自分の働き方は変わっていない」と語るのは、「東京新聞」整理部 整理記者の大島晃平さん。新たなスタイルを知り「転勤が多い仕事で、転勤は大変だと思っているので、(こういったスタイルが普及し)全国どこでも仕事ができるとなるとすごくいい」と喜びます。

藤本さんによると、NTTなど既に転勤がなくなった会社も出てきており「リモートが拡大することで、より選択肢が生まれてきている」と現状を語ります。また、法律事務所ZeLoの弁護士・由井恒輝さんも「もはや本社が東京にある必要もなくなる」と推察。

◆フリーランスと正社員の良いとこ取りできる最新雇用形態

働き方とともに雇用にも新しい形が生まれ、その1つがメタップスの「フリーランス型正社員」。藤本さんが「これはまさにフリーランスと正社員の良いところ取り」と高く評価するこの形は、フリーランスとして自分で仕事を取ってこられると同時にメタップス社内の案件も受けることができ、なおかつ営業もサポート。そして、給与も基本給に加え、売り上げに応じた報酬があり、その上フリーランスの不安の種でもあった社会保険への加入も可能(※費用は折半)。いろいろな働き方ができると注目を集めています。

しかし、これに由井さんが「社内案件でひっ迫し自身の案件ができなくなってしまったり、自身の案件も企業に何%かは利益を入ればければいけないと思うので、働き方としては忙しくなる印象」と案じると、藤本さんは「その人がどういう風に(仕事を)組み立てるかによる」と明言。そして、「(フリーランスの仕事を)やってみたいがやれないという方が一歩踏み出すのにはいいのかなと。これで自立し、フリーランス1本でいくとなれば(仕事も)よりコントロールできる」と補足します。

◆社員の"働きがい”を可視化する新システム

働き方の新たな指標も生まれ、それが社員の働きがいを可視化する新システム、アトラエの「Wevox」。これはアンケートによって働きがいを分析する仕組みで「仕事と組織、両方の指標を見ることで働きがいを可視化する」と藤本さん。

人間関係や健康など9つの指標があり、それらを100点満点で評価するもので「1つだけだとわからないが、細かく分かれていることで何を改善すべきが分かりやすくなる」とそのメリットを語ります。また、社員1人ずつ確認でき、なおかつ定期的に実施することで働き方の変化が可視化できるのもポイントで、昨年11月時点で2,140社以上の企業・団体で導入されています。

さらには、Z世代の新卒採用にも大きな変化が。これまでは人に仕事をはめていく「メンバーシップ型」が主流で、ローテーションすることで人を育てていましたが、「仕事に人をはめる『ジョブ型』が今後より増えていく」と藤本さん。

既に大手を含むおよそ18%の企業で導入されており、「スペシャリスト志向が高まることで終身雇用の廃止がより加速すると言われている」と説明。とはいえ、突然スペシャリストと言われてもなかなか難しい面もあり、現在はインターンシップからジョブ型について考えていくことが進んでいると言います。

こうした変化に大島さんは「自分が置かれている環境と進んでいる環境でギャップを感じる」と苦笑いしていましたが、Wevoxのようにさまざまな評価があれば「思っていた会社と違うとか、やりたかったことと違うといったことがなくなるのかなと思った」と話していました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

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