女性の働きやすさランキング、日本が6年連続で“ワースト2位”の理由

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜7:00〜)。「FLAG NEWS」のコーナーでは、“日本における女性の働きやすさ”について取り上げました。



◆女性の働きやすさ、日本は世界でワースト2位

イギリスの情報雑誌「エコノミスト」が、先進国を中心とした29ヵ国を対象に、女性の働きやすさを指標化した2021年のランキングを発表。日本は下から2番目の28位でした。最下位は韓国で、日韓両国は少なくとも2016年から6年連続で同じ順位に。

同誌は両国について「女性がいまだに家庭と仕事のどちらかを選ばなければならない状況にあり、最下位の2ヵ国のままであることを余儀なくされている」と指摘。なお、首位は2年連続でスウェーデンとなり、上位4ヵ国が北欧諸国となっています。

タレントで起業家の加藤ジーナさんは、今回のランキングを細部まで見て、ひとつ驚いたことがあったと言います。それは、男性の育休取得状況が29ヵ国のなかで日本がトップだったこと。「(日本の)男性の育児休暇はそんなに取れているイメージがなかったので……」と感想を口にします。

男性の育休取得は政府も奨励しており、キャスターの堀潤は「光が当たってきた実感はある」と評します。

そんな堀の言葉に、株式会社POTETO Media代表取締役の古井康介さんは「男性の育休取得を促進する制度として、男性が育休を取得すると会社が支援を受けられ、そのお金で男性が育休している間の部分を補填する人材費用に充てるといった制度もあるので、国は力を入れていると思う」と補足します。

そして、女性の働きやすさに関して加藤さんは、今回のランキングでも企業や国の意思決定権のあるポジションに女性がいないことが大きく影響していると言い、「トップが動けば下も動きやすい。そうしたところに何かしらの制度が必要」と指摘します。

一方、古井さんからはこうした日本の状況について、起業している女性はどんな印象を持っているのか、加藤さんとZ世代マーケターの朝比奈ひかりさんに質問が。今年で起業して四期目となる朝比奈さんは、「自分が社長として働き方を決められるので、もし妊娠したときも、どの程度働くのか自分の裁量で決められるのは、働きやすい要因だと感じている」と起業のメリットを語ります。

他方、加藤さんは母親から「企業に入ると女性は妊娠や育児で仕事が左右されてしまうから、あなたはひとりで仕事をしなさい」と幼少期から教育されてきたそう。しかし、「今考えると、そうなっている社会がおかしい。そうした社会があるから自分が合わせるのではなく、今は社会を変えていかなくてはいけないと思っている」と持論を展開します。

また、加藤さん自身、今の働き方に満足し、自分に合っているという思いはあるものの、全ての女性にとって起業することが必ずしも正解ではないため、「会社のなかで働く人にもサポートが必要」と訴えます。

キャスターの田中陽南は「(男性の育休なども)会社内にロールモデルがあると取得しやすいと思うが、やはり中小企業など人材が不足している会社は大変。そこに対する補助など、政府はもっと動いてほしい」と希望。

なお、男性の育児休暇に関しては、2021年に法改正がなされ、今年の春から促進する法律が施行。収入の補助や大企業は男性育休状況の公表が義務付けられるなどさまざまな制度が設けられ、堀も「これからですよね」と今後に期待していました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

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