謎多き天才絵師・葛飾北斎の陰に見え隠れする“もう1人の北斎”とは?

「冨嶽三十六景」や「北斎漫画」をはじめ、3万点以上とも言われる作品を残した不世出の天才絵師・葛飾北斎。TOKYO MX(地上波9ch)の「北斎ミステリー 幕末美術秘話 もう一人の北斎を追え!(再) 」では、未だ解かれぬ謎が数多く残されている、88年に及ぶ北斎の人生、そして、彼の作品の数々に秘められたミステリーに迫ります。

◆6枚の絵画は、贋作か、本物か

オランダのライデン国立民族学博物館に所蔵され、作者不明とされてきた6枚の絵画。2016年10月、この作品の作者が葛飾北斎だったことがわかりました。

同館シニア・リサーチャーのマティ・フォラーさんは、5枚の水彩画の存在を知っていたものの当初は日本にいた西洋人が描いたものだと信じ込んでいたそうです。そこから、なぜ、北斎によって描かれたものと確信したのか。そして、信州小布施北斎館 館長の安村敏信さんが、その水彩画を目にし、語ったこととは……?


◆女流作家が“もう1人の北斎”を追う!

江戸美術界の寵児として天才の名を欲しいままにしていた葛飾北斎。彼の画業は浮世絵から静物画、漫画、挿絵、広告、春画など多岐にわたり、1人の人間が描いていたとは信じられないほどです。

晩年になっても衰えることなく進化した北斎の画力、圧倒的な色彩感覚の謎を追いかけると、彼の陰には“もう1人の天才絵師”の存在が見え隠れします。その名は“葛飾応為(おうい)”こと北斎の三女・お栄。彼女の生涯もまた、北斎と同様に多くの謎に包まれています。

番組には、応為を長年にわたり研究してきたカナダの作家、キャサリン・ゴヴィエさんが登場。彼女もまた北斎父娘に魅せられた1人で、2011年には小説「The Ghost Brush」(※邦題「北斎と応為」)を発表し、美術界でも大きな話題を集めました。

「北斎より優れた絵師だったのに、どうして作品に名前を残さなかったのか」。番組では、ゴヴィエさんが謎の女絵師・応為のミステリーに迫ります。


さらに、幻の北斎の西洋画や世界でわずか数点しかない応為の肉筆画、近年新たに発掘された知られざる応為の作品も登場します。同時代に生きた絵師たちとの交流や男社会に生きる女の哀しみにふれながら、世界が驚愕した江戸絵画の知られざる光と闇に迫ります。

平成30年日本民間放送連盟賞・番組部門(テレビエンターテインメント番組)で最優秀賞を受賞した番組「北斎ミステリー 幕末美術秘話 もう一人の北斎を追え!(再) 」。12月31日(月)11:00からの放送をお楽しみに。

<番組概要>
番組名:北斎ミステリー 幕末美術秘話 もう一人の北斎を追え!(再)
放送日時:2018年12月31日(月)11:00〜12:50
ナビゲーター:内田恭子
監修解説:安村敏信(信州小布施北斎館 館長)、キャサリン・ゴヴィエ(「北斎と応為」著者)ほか
※この番組は、TOKYO MXの番組を無料視聴できるアプリ/Webサイト「エムキャス」に対応しています。