声を上げることで社会は変わる! 生理の貧困問題の一角をSNSで課題解決

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜7:00〜)。5月10日(火)放送の「FLAG NEWS」のコーナーでは、実証実験が開始された“トイレでの生理用品無料提供”について取り上げました。



◆生理の貧困解消に向けての大きな一歩

婦人科系の診察アプリを手掛けるネクイノとイオンモールは、千葉市にあるイオンモール店舗の一部女性トイレで生理用ナプキンを無料提供する実証実験を開始。

利用するにはアプリをダウンロードし、トイレの個室内に設置されるQRコードにスマホをかざすと装置からナプキンが1枚出てくる仕組みとなっており、1ヵ月で最大7枚まで受け取れます。

経済的な理由で生理用品が買えない「生理の貧困」の解消に向け、同様の実験を駅などでも順次開始するとしています。

◆「成功体験が社会全体で共有されることが大事」

「生理の貧困」に関しては、「堀潤モーニングFLAG」のコメンテーターでもある生理への理解を広げる団体「#みんなの生理」共同代表・谷口歩実さんが尽力しており、政治プラットフォーム「PoliPoli」代表の伊藤和真さんも、対話の場を作るなどその一翼を担っていました。

そもそもPoliPoli には約2年前に「生理の貧困をなんとかしてほしい」とユーザーからリクエストがあったそうで、その声を関連する国会議員へと伝え、谷口さんと繋ぐなど着手。そうした経緯を話しつつ、「いろいろな議員やメディアが動き、こうして実現したので感慨深い」と手応えを語る伊藤さん。

さらには、デジタルを活用して課題にアプローチし、民間にまで取り組みが広がっていくことを高く評価し、「政治や行政が民間に影響を与えるひとつの事例であり、素晴らしいと思う」とも。

キャスターの堀潤は、生理の貧困は今に始まった問題ではなく、社会課題としてかねてからあったなかで、今こうして動きがあったことを喜び、「何が変わったからこうした形になったのか?」と尋ねてみると、伊藤さんは「SNSやインターネットの力」と即答。「以前であればマイノリティな課題などは声を上げにくく、社会に対して目立たなかったが、今はSNSやインターネットでいろいろな声が集まるようになり、それがひとつの声として取り上げられ、政策として変わっていく。これは時代の変化だと思う」と語ります。

法律事務所ZeLoの弁護士・由井恒輝さんも、前述の谷口さんが運営する「#みんなの生理」の活動が具体化していることは「SNSの力」と指摘し、「いろいろな人が声を上げてもいい、この成功事例を以てして声を上げるといいことがあると思えたことは素晴らしいこと」と称賛。これを機に、誰もが声を上げていくことを望みます。

伊藤さんは「当事者だけでなく、こうして声を上げたら何かが変わるという成功体験が社会全体で共有されることが大事。どんどん声を上げ、社会を変えていくムーブメントが出てきたら社会は良くなると信じている」と思いの丈を熱弁。

一方でキャスターの田中陽南は「こうした問題も氷山の一角」と言い、「まだまだ言いづらい問題はたくさんある。モニフラ(当番組)の場も活用し、もっと広がれば」と望みます。

また、タレントで起業家の加藤ジーナさんは、生理用品の無料提供は行政が実施しても受け取りづらいなどの問題があったと指摘し、民間と行政の相乗効果でさらに盛り上がっていくことを期待していました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

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