足立区に「サリン」脅迫メール届く 地下鉄サリン事件から24年の日に

3月20日で「地下鉄サリン事件」から24年がたちました。事件現場の駅などでは遺族や関係者が犠牲者を悼む催しが営まれました。一方、この日を狙ったのか、東京・足立区に「サリンの噴霧装置を設置する」と脅迫するメールが届きました。

 東京メトロの霞ケ関駅では事件発生時刻に近い午前8時、駅員らが黙とうしました。事件当時に駅の助役だった夫を亡くした高橋シズヱさんらも現場を訪れ、犠牲となった人たちを追悼しました。高橋さんは「死刑が執行されてから初めての献花。今までとは違った気持ちで臨んだ」と語りました。

 一方、20日午前4時ごろ、足立区役所に「足立区の鉄道施設内、学校、企業など複数の場所にサリンの噴霧装置を設置する」と予告するメールが届きました。その後、午前8時半ごろに出勤した職員がメールが届いているのを発見し、警視庁に通報しました。ただ、具体的な施設名は書かれていませんでした。メールは足立区のホームページ上で区民から要望を受け付ける『区長へのメール』から送られていました。

 足立区はホームページなどで注意を呼び掛け、区内の施設にも連絡をして警戒しました。足立区によりますと、これまでに具体的な被害や不審物などの通報はないということです。区民からは「物騒な世の中で、心配なことばかり」「近くに住んでいるので怖い」「悪質。ひどいと思う」などといった声が聞かれました。

 1995年3月20日に発生した「地下鉄サリン事件」では13人が死亡し、6000人以上が重軽傷を負いました。事件を首謀したオウム真理教の教祖・松本智津夫元死刑囚ら13人は全員、2018年7月に刑が執行されています。