メタボ・肥満リスク指標に欠点が… これから注目すべき「GL」とは?

TOKYO MX(地上波9ch)のワイドショー生番組「バラいろダンディ」(毎週月〜金曜21:00〜)。4月25日(木)放送の「無病息災!バラいろ健康学会 2ndシーズン」のコーナーでは、産婦人科医の丸田佳奈先生が、“食後血糖値”に関わるGIとGLついて解説しました。

◆GI(グリセミック・インデックス)

GIとは、食品の食後血糖値の上昇のしやすさを表したものです。この数値は、食品に含まれる炭水化物50gを摂取した際の、血糖値上昇の度合いをグラフで表し、その曲線が描く面積によって計算します。


GIが低い食品ほど、血糖値の上昇はゆるやかになります。逆に、GIが高い食品を多く摂取する人は、血糖値が急激に上昇し「肥満やメタボリックシンドローム、二型糖尿病などのリスクになると言われている」とのこと。

GIが70以上の食品は高GI、56〜69の食品は中GI、55以下の食品は低GIに分類されます。丸田先生は、日常になじみのある主食や果物のGIとカロリー(100gあたり)を紹介。


GIは「必ずしもカロリーと比例しない」と話す丸田先生。例えば、食パン(264kcal)と全粒粉パン(246kcal)はほぼ同じカロリーですが、GIは89と62。食パンは高GI、全粒粉パンは中GIに分類され、血糖値上昇の度合いは異なります。

近年、GIには欠点があるとの指摘も。それは、炭水化物から食物繊維をのぞいた“糖質”の量が考慮されていないという点です。

GIをはじき出すグラフは「炭水化物が50gになるように食べ、血糖値を測定して作成されてるもの」。しかし、炭水化物を50g食べようと思うと、「中華麺だと半玉ちょっと。2玉も食べてしまえば、糖質をたくさんとってしまうことになる」とのこと。逆にスイカは、500g以上食べなければ炭水化物50gを摂取できないと言います。

このように、「普段食べる量、普段摂取する糖質の量を考えられていない」と言うGI。そこで考えだされたのが次の指標です。

◆GL(グリセミック・ロード)

GLとは、食事のなかで摂取される、炭水化物の質と量を同時に示すものです。数値は「食品中に含まれる炭水化物の量(g)×GI÷100」で計算されます。

血糖値の上がりやすさを示すGIに、炭水化物の量をかけることで、「低GIでもたくさん食べれば数値は上がり、逆に、高GIでも少量であればそこまで上がらない」ようになっているそう。GLが20以上の食品は高GL、11〜19の食品は中GL、10以下の食品は低GLに分類されます。

ここで、低GLの主な食品を紹介。GIが高かったスイカやパイナップルも、低GLに分類されていることがわかります。


丸田先生は、「高GIの食品も、大量に食べなければそこまで血糖値は上がらない。これまでGIだけを気にされていた方は、ぜひGLも参考にしてみてください」とアドバイス。

また、いかなる食品でも、「たくさん食べればカロリーや糖質の摂りすぎにより健康リスクになる」と話し、「GIが高い食品を食べる前は、サラダなどの食物繊維を摂ると血糖値の上昇を抑えることができる。食べ方を工夫することも必要」と呼びかけました。

ちなみに、梅沢富美男さんがゆかりのある青森県は、糖尿病の死亡率が全国平均を大きく上回っているとのこと。「青森の人は1杯飲んだ帰り、ラーメンとすじこのおにぎり食ってるから!」と、青森県ならではの食文化を指摘していました。

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<番組概要>
番組名:バラいろダンディ
放送日時:毎週月〜金曜 21:00〜21:54
メインMC:蝶野正洋(月〜木曜)、島田洋七(金曜)
アシスタントMC:阿部優貴子(月〜木曜)、関谷亜矢子(金曜)
月曜コメンテーター:倉田真由美、武井壮、苫米地英人(隔週)
火曜コメンテーター:玉袋筋太郎、内山信二、安東弘樹
水曜コメンテーター:湯山玲子、遠野なぎこ、大竹まこと(月1)
木曜コメンテーター:梅沢富美男、ナジャ・グランディーバ、ダイアナ・エクストラバガンザ
金曜コメンテーター:水道橋博士、金村義明、ライムスター宇多丸、前園真聖(隔週)、デーブ・スペクター(隔週)
バーディ:椿原愛(月曜/4月)、森山るり(火曜)、梅宮アンナ(水曜)、橋本マナミ(木曜)、井上咲楽(金曜)
番組Webサイト:http://s.mxtv.jp/barairo/
番組Twitter:@barairoMX