「観るなら自己責任で!」 カンヌで途中退席者続出の“問題作”公開

TOKYO MX(地上波9ch)の情報バラエティ生番組「5時に夢中!」(毎週月〜金曜 17:00〜)。5月30日(木)放送の「中瀬親方のエンタメ番付」のコーナーでは、新潮社出版部部長の中瀬ゆかりさんがおすすめのエンタメ作品を番付形式で紹介しました。

【“中瀬親方”による5月のおすすめ作品】

◆関脇
映画「ハウス・ジャック・ビルト」
6月14日(金)公開


「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したラース・フォン・トリアー監督・脚本の最新作。舞台は、1970年代のアメリカ・ワシントン州。建築家になる夢を持つハンサムな独身の技師ジャックは、あるきっかけからアートを創作するかのように殺人に没頭する。5つのエピソードを通じて明かされる、“ジャックの家”を建てるまでのシリアルキラー12年間の軌跡。

中瀬親方のコメント「カンヌの公式上映で、(内容が過激過ぎて)観ていられず、途中退席者が続出した問題作。『なんて映画を紹介してくれたんだ!?』と怒られる可能性があるので、この映画を紹介するかどうか1ヵ月悩みました。自己責任で観てください。シリアルキラーを題材にした映画はいろいろ観てきましたが、このぶっ飛び方はすごかった! 心臓の弱い方、自分の精神状態に自信のない方は観ないように……」

◆大関
書籍「ゴリラの森、言葉の海」
山極寿一、小川洋子 著(新潮社)


京都大学総長で、霊長類学者としても有名な山極さんと、「博士の愛した数式」などで知られる小説家・小川さんによる対談集。あるときは京都大学の研究室で、またあるときは屋久島の自然のなかで、現代に生きるヒトの本性をめぐる、いきいきとした対話が綴られている。

中瀬親方のコメント「人間は、その場にいない人の話ができる、つまり“不在”を言葉で埋めることができます。しかし、ゴリラは1日姿を現さないだけで(群れのなかの)順位が変わることも。『野生のゴリラを知ることは、ヒトが何者か自らを知ること』として、長年ゴリラの研究を続けてきた山極さんと、小川さんが対話します。我々はどこに向かっているのか、忘れてはいけないことは何かを思い起こさせてくれる、知的で刺激に満ちた作品です」

◆横綱
小説「平場の月」
朝倉かすみ 著(光文社)


第32回山本周五郎賞受賞作。バツイチ同士で再会した50歳の、かつて同級生だった男女。偶然の再会から意気投合し、心の隙間を埋めるように求め合う。女は病と闘いながら気持ちを整理し、男はそんな女を淡々と支え、互いを慈しみ、愛を育んでいく。大人の恋愛小説。

中瀬親方のコメント「年収350万円弱と、200万円にも満たない2人のささやかな暮らし。若くもなく、派手でもない、ラブロマンスとはまったく違う“人間同士”としか呼びようのない慈しみが描かれていて、本当にリアルです。最後のシーンは、涙を禁じ得ませんでした。本当に素晴らしい大人の恋愛小説が、また1つ誕生したと思います」

中瀬さんが推す3作品、ぜひチェックしてみてください! 毎月最終木曜日に発表するこのコーナー、次回6月のエンタメ番付は、6月27日(木)にお届けする予定です。お楽しみに。

※この番組の記事一覧を見る

<番組概要>
番組名:5時に夢中!
放送日時:毎週月〜金 17:00〜17:59 <TOKYO MX1>
「エムキャス」でも同時配信(地上波放送エリアを除く)
メインMC:ふかわりょう(月〜木)、原田龍二(金)
アシスタントMC:大橋未歩(月〜木)、ミッツ・マングローブ(金)
月曜コメンテーター:マツコ・デラックス、若林史江、ガウ(黒船特派員)
火曜コメンテーター:岩下尚史、コーヘン会(黒船特派員)
水曜コメンテーター:美保純、江原啓之、おおたわ史絵、小原ブラス(黒船特派員)
木曜コメンテーター:岩井志麻子、中瀬ゆかり、ジョナサン(黒船特派員)
金曜コメンテーター:中尾ミエ、堀江貴文(※月一出演)、セス(こども黒船特派員)
番組Webサイト:http://s.mxtv.jp/goji/
番組Twitter:@gojimu
番組Facebook:https://www.facebook.com/5jinimuchuu