<参院選>激戦!東京選挙区 候補者の戦い(2)

参議院選挙は7月21日の投票日に向けて論戦が熱を帯びています。全国の選挙区では自民・公明の与党に対抗しようと、野党統一候補として候補者を各党で調整しているところもありますが、東京は各党それぞれが候補者を擁立していて、6議席を20人が争う激戦区となっています。今回、立憲民主と国民民主は議席獲得を目指し、合わせて3人の新人を擁立しました。

<立民・新 塩村文夏さん(41)>

 立憲民主党から立候補した元東京都議会議員の新人・塩村文夏さん(41)は「2013年、都議になった。そこで経験したのはおかしなこと、理不尽の連続だった」と訴えます。塩村さんは2014年、都議会で男性議員から「早く結婚した方がいい」とセクハラのやじを受けたことで注目されました。都議時代から訴えてきた少子化対策、動物愛護を重点政策に掲げるほか、女性議員を増やすことで「国会の景色を変えたい」と意気込みます。塩村さんは「当たり前のことを言ったらバッシングを受けたり、議会で無視される、たたきつぶされるようなところが都議時代にあった。まっとうなことを言っても負けないところは強み」と話しています。

<立民・新 山岸一生さん(37)>

 同じく、立憲民主党の新人・山岸一生さん(37)は、15年間にわたる朝日新聞の記者時代に培った「取材力と質問力」を武器に掲げます。山岸さんは「『国会の質問王』になる。賃金・憲法・原発のこと、全て国に聞いていく。質問を通じて事実を引き出し、暮らしの安心につなげていく」と訴えます。知名度が課題だという山岸さんは、自らの名前を付けた新聞風の活動記録を連日、SNSで発信しています。山岸さんは「政治の裏も表も見てきて、今の政治は秘密が多過ぎる。忖度(そんたく)、隠蔽(いんぺい)改ざん、この政治は変えないといけない。そう思って挑戦する」と話し、ペンをマイクに持ち替えて「忖度の政治を変える」と訴えます。

<国民・新 水野素子さん(49)>

 国民民主党・新人の水野素子さん(49)は、この選挙戦を「宇宙かあさん」の愛称で戦います。JAXA=宇宙航空研究開発機構の職員として25年間働いてきた実績と、シングルマザーとして2人の子どもを育てた経験をアピールします。水野さんは「技術と人を育て、世界で稼げる国にして、そしてそのお金は必要な介護・年金・育児・医療・教育にしっかりと使う。その循環をつくっていく」と訴え、児童手当や年金の増額を掲げる「家計第一」を合言葉に初当選を目指します。水野さんは「いま頑張っている市民、未来の子どもたちの笑顔を守るように優先度を置いたお金の使い方、頭の使い方をする政府に変えていきたい」と訴えます。

 参議院選挙・東京選挙区には改選数6に対し、20人が立候補しました。選挙戦は7月20日午後8時まで行われます。投票は翌21日に行われ、即日開票されます。

■参議院選挙・東京選挙区(改選数6,届け出順・敬称略)
丸川珠代(48,自民・現)
塩村文夏(41,立民・新)
武見敬三(67,自民・現)
山口那津男(67,公明・現)
溝口晃一(50,諸派・新)
森純(71,無・新)
山岸一生(37,立民・新)
吉良佳子(36,共産・現)
水野素子(49,国民・新)
関口安弘(67,無・新)
佐藤均(48,諸派・新)
朝倉玲子(60,社民・新)
音喜多駿(35,維新・新)
七海ひろこ(34,諸派・新)
横山昌弘(76,諸派・新)
野原善正(59,諸派・新)
西野貞吉(83,無・新)
大橋昌信(43,諸派・新)
大塚紀久雄(78,諸派・新)
野末陳平(87,無・元)