<参院選>激戦!東京選挙区 候補者の戦い(3)

参議院選挙は7月21日の投票日に向けて論戦が熱を帯びています。全国の選挙区では自民・公明の与党に対抗しようと、野党統一候補として候補者を各党で調整しているところもありますが、東京は各党それぞれが候補者を擁立していて、6議席を20人が争う激戦区となっています。今回は、共産党・日本維新の会・社民党の3人の候補者の選挙戦を取材しました。

<共産・現 吉良佳子さん(36)>

 共産党の現職・吉良佳子さん(36)は前回、共産党の候補者として12年ぶりに東京選挙区で議席を獲得し、2期目を目指して支持拡大を狙います。吉良さんは「希望を語って、希望ある未来を開いていくのが今回の参議院選挙だと思う。不安や我慢を押し付けるような政治は終わりにしようではないか」と訴えます。この6年間で、賃金未払いなどの法令違反を繰り返す企業を公表する制度を実現した実績を強調し、働く現役世代の票を取り込みたい考えです。吉良さんは「最低賃金の引き上げや学費の値下げ、年金の底上げなど、みんなで声を上げていこうと訴えていきたい」と話しています。

<維新・新 音喜多駿さん(35)>

 日本維新の会から立候補した、元東京都議会議員で新人の音喜多駿さん(35)は、「握手の数が票につながる」として、時には街を12時間にわたって歩き続け、有権者とのふれあいを重視して支持を訴えています。音喜多さんは「次の世代のための政治をできるのは一体誰か。自民党・公明党にはできない。共産党とすら手を握る野党連合にもできない。第三の道を真っすぐに突き進む日本維新の会と私に新しい政治をやらせてほしい」と訴えます。音喜多さんはことし4月、地元、東京・北区の区長選に挑戦するも落選し、今回、国政への挑戦を決めましたが、国でも地域でも「子どもたちのための政治」を訴えることは変わらないと主張しています。

<社民・新 朝倉玲子さん(60)>

 社民党の新人・朝倉玲子さん(60)は「賃金が安い、給料が安いのは、国の責任・政治の責任。だから私は政治を変えます」と意気込み、30年にわたって労働組合の役員を務め、働く人の相談に乗って解決してきた経験をアピールします。朝倉さんは「働く人がもっと給料が増えて笑顔が出れば、みんなの生活がもっと明るくなる。皆さんが働き暮らしている中で、こんなことがつらい、これをどうにかしてほしいというのがあれば私に言ってほしい。一緒に考えていくことができます」と呼び掛けます。消費税率10%への増税を中止することや、全国一律で最低賃金1500円を実現することを訴え、初当選を目指します。

 参議院選挙・東京選挙区には改選数6に対し、20人が立候補しました。選挙戦は7月20日午後8時まで行われます。投票は翌21日に行われ、即日開票されます。

■参議院選挙・東京選挙区(改選数6,届け出順・敬称略)
丸川珠代(48,自民・現)
塩村文夏(41,立民・新)
武見敬三(67,自民・現)
山口那津男(67,公明・現)
溝口晃一(50,諸派・新)
森純(71,無・新)
山岸一生(37,立民・新)
吉良佳子(36,共産・現)
水野素子(49,国民・新)
関口安弘(67,無・新)
佐藤均(48,諸派・新)
朝倉玲子(60,社民・新)
音喜多駿(35,維新・新)
七海ひろこ(34,諸派・新)
横山昌弘(76,諸派・新)
野原善正(59,諸派・新)
西野貞吉(83,無・新)
大橋昌信(43,諸派・新)
大塚紀久雄(78,諸派・新)
野末陳平(87,無・元)