「立ちくらみは“貧血”ではない」… 正しい貧血の知識と予防策を医師が解説

TOKYO MX(地上波9ch)のワイドショー生番組「バラいろダンディ」(毎週月〜金曜21:00〜)。7月4日(木)放送の「無病息災!バラいろ健康学会 2ndシーズン」のコーナーでは、産婦人科医の丸田佳奈先生が「貧血の予防と対策」を解説しました。

7月は、献血の協力を呼びかける「愛の血液助け合い運動」月間。そこで、血液について学ぶべく、今回は“貧血”をテーマに解説します。

貧血とは、赤血球が少なくなったり、赤血球に含まれるヘモグロビンが減少したりすること。それによって、血液の酸素運搬能力が低下し、全身が低酸素状態になります。

WHO基準の貧血の定義は、男性がHb13g/dl未満、女性・小児がHb12g/dl未満。Hbは、ヘモグロビン(血色素)濃度を指します。


貧血は、男性にはあまり見られませんが、女性は20〜40代で約5人に1人。女性は月経があるため、貧血になりやすいとのこと。

◆原因

赤血球は、骨髄で1日約1%が作られ、脾臓でも同じく1日約1%が壊され、一定数の赤血球が維持されています。

しかし、何らかの原因で、赤血球が少なくなることも。栄養摂取不足、造血ホルモン異常、吸収障害、炎症、脊髄の異常などで赤血球が作られなかったり、月経異常、外傷、消化管出血、癌などで出血があったり、自己免疫疾患などで赤血球が多く壊されたりすることが原因として挙げられます。

「貧血になったことがない」と話すのは梅沢富美男さん。「下半身が冷えることはよくあるけど……」と笑いを誘うも、丸田先生には届かず、「次行きましょう!」と軽くあしらわれる一幕も。

◆症状

貧血になると、疲れやすくなったり、頭痛、動悸、息切れといった症状が現れます。


ちなみに、いきなり立ち上がったときなどに「クラッとする」のは貧血ではありません。「あの立ちくらみは、血圧が低くなり、脳に血液が行かないことで起きる。貧血は、赤血球が少なくなり、血液自体が薄くなることなので、立ちくらみとは別物」とのこと。

◆予防と対策

健康診断などで貧血と診断されたら、必ず病院で受診し、原因を調べましょう。特に、男性の場合は「通常の健康体で貧血になることはない」ため、原因を検索することが必要です。丸田先生いわく「男性の場合は消化管出血が多く、女性の場合は婦人科疾患が多い」のだとか。

受診の際、すでにサプリメントなどを摂取していると、原因が判明しづらいケースも。自己判断での服用は控えましょう。

受診後、治療の必要がない軽度の貧血だと判明した場合は、食事の改善に取り組みましょう。

食事では、鉄分を多く含むものを摂取するのが大切。推奨摂取量は、成人男性で7.5mg、成人女性で、月経の際は10.5mg、それ以外では6.5mgです。また、タンパク質やビタミンを一緒に摂取するのもポイント。丸田先生は、以下のような食品を勧めました。


最近は、少ない投与回数でも効果が期待できる、鉄剤の注射が開発されました。この注射では、1回あたり鉄500mgの注射が可能。鉄欠乏性貧血の治療に貢献できるとして期待されています。

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<番組概要>
番組名:バラいろダンディ
放送日時:毎週月〜金曜 21:00〜21:54
メインMC:蝶野正洋(月〜木曜)、島田洋七(金曜)
アシスタントMC:阿部優貴子(月〜木曜)、関谷亜矢子(金曜)
月曜コメンテーター:倉田真由美、武井壮、苫米地英人(隔週)
火曜コメンテーター:玉袋筋太郎、内山信二、安東弘樹
水曜コメンテーター:湯山玲子、遠野なぎこ、大竹まこと(月1)
木曜コメンテーター:梅沢富美男、ナジャ・グランディーバ、ダイアナ・エクストラバガンザ
金曜コメンテーター:水道橋博士、金村義明、ライムスター宇多丸、前園真聖(隔週)、デーブ・スペクター(隔週)
バーディ:大原優乃(月曜/7月)、森山るり(火曜)、梅宮アンナ(水曜)、橋本マナミ(木曜)、井上咲楽(金曜)
番組Webサイト:http://s.mxtv.jp/barairo/
番組Twitter:@barairoMX