医師が “歯の重要性”を解説! 意外!? 認知症、心筋梗塞、糖尿病予防にも!

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月〜金曜7:00〜)。8月8日(木)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、医師で医療ジャーナリストの森田豊さんが“歯の重要性”について見解を述べました。

◆モノが噛めなくなると、脳の血流量が減少

近年、口のなかの健康状態が認知症になるかどうかを左右するという研究結果が、国内外で発表されるようになりました。歯と認知症は一見関係なさそうですが、歯が悪くなるとモノが噛みにくくなるだけでなく、認知症のリスクが高まる原因にもなるなど、深い関係性が発見されつつあります。

歯の重要性について、森田さんは2つの点から解説します。

まず、歯の本数が少なくなるとモノが噛めなくなり、脳の血流量が減少するため、認知症になりやすくなるそうです。さらには、今話題になっている“新型栄養失調症”のリスクも高まるとか。

これは、いわゆる戦前戦後の栄養失調と違い、特定の栄養素が少なくなること。例えば、高齢者が肉を食べられなくなると、動物性タンパク質が不足します。そうなると、寿命にも関わってくるそうで「70歳以上の5人に1人がこんな状態だと言われている」と紹介します。

そして、歯周病が悪化すると、歯だけの問題ではなくなるそう。歯周病のまわりで作られた毒素が血管に入ると血を固めやすくし、心筋梗塞や脳梗塞、さらには糖尿病のリスクを高めるんだとか。また、口内の衛生状態が悪くなると気管のなかに細菌が入り、 誤嚥性肺炎になってしまうそうです。

それだけに「歯は大事、全身疾患のもとになるので、1年に1回ぐらいの検診は必要。痛くなる前に行くことが大事」と声を大にしていました。


◆意外と知らない……歯に関する“豆知識クイズ”!

また、森田さんから歯に関する豆知識クイズが出題されました。

【第1問】「歯磨きをした後に、口をゆすぐ水の量は?」

正解は「10ml」

これはおちょこ半分ぐらいだそう。多くの歯磨き粉には“フッ素”という成分が入っていて、これが歯を丈夫にしたり、虫歯予防に繋がっているそうです。大量の水でゆすぐと、そのフッ素がとれてしまうんだとか。

【第2問】「虫歯予防に効果的なのは、緑茶かウーロン茶か?」

正解は「ウーロン茶」

大阪大学歯学部などが研究したところ、ウーロン茶は緑茶に比べ、虫歯を引き起こすグルカンという成分を6倍も減らすことができたそうです。「これにはポリフェノールが効果的」と森田さんは言います。


【第3問】「食べると歯が白くなるのは、バナナかイチゴか?」

正解は「イチゴ」

イチゴに含まれるリンゴ酸が、歯を白くしてくれると考えられているそうです。ちなみに、リンゴにもリンゴ酸は含まれているとか。

【第4問】「中世以降のヨーロッパで抜歯をするとき、一緒に行われていたのは、音楽隊が音楽を演奏する? マジシャンがマジックを見せる?」

正解は「音楽隊が音楽を演奏する」

当時は麻酔もなく、歯を抜く際には患者が悲鳴をあげていたため、音楽でそれを消していたそう。また、そのころは歯科医師ではなく歯抜き師という人がいて、そこに患者さんを集めてひと儲けしようという魂胆もあったそうです。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜7:59 「エムキャス」でも同時配信
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:http://s.mxtv.jp/morning_cross/