警視庁、警察病院から逃走の男の身柄確保 「もう疲れた」

東京・中野区の警察病院から逃走し、窃盗などの疑いで指名手配されていた男が、東京都内で身柄を確保されました。男は「もう疲れた」と、自ら警察に電話してきました。

 8月18日から逃走を続けていた韓国籍の金ウォン(さんずいに「元」の文字)基容疑者(64)が、新宿区内で身柄を確保、再び逮捕され、10日間に及ぶ逃走劇に終止符が打たれました。事の発端は8月13日、中野区のすし店で現金8万円が盗まれた事件でした。金容疑者は店主を振り切って裏口から逃げたものの、階段から転落して現行犯逮捕されました。その際、肋骨を折るなどのけがをしたため、東京警察病院に入院しました。しかし18日、病院内のトイレで見張りの警察官に「忘れ物を取ってきて」とうそをつき、警察官がいなくなった隙を突いて逃走しました。金容疑者はバスを乗り継いで練馬区に移動した後、知人の車で都外に向かい、19日に川崎駅で名古屋駅までの切符を購入していたことが明らかになっていました。

 警視庁によりますと、27日午前9時から10時にかけて公衆電話から2回、金容疑者から出頭するという連絡が警察署にありました。指定した場所はJR目白駅のすぐ近くだったということです。身柄を確保された際、金容疑者は黒のTシャツ、ハーフパンツ姿で、衣類が入ったビニール袋を持ち、所持金は1万2000円ほどでした。警視庁はこれまでの逃走経路などについて詳しく調べる方針です。