八王子・中2女子自殺 「いじめと直接的な関連なし」

東京・八王子市の女子中学生が2018年8月に自殺したことについて、市の教育委員会は「いじめと自殺に直接的な関連性はなかった」とする第三者委員会の調査結果を公表しました。

 2018年8月、八王子市の中学2年・永石陽菜さん(当時13)は自ら命を絶ちました。陽菜さんを苦しめていたのが、学校の部活動でのいじめです。陽菜さんへのいじめは2017年の夏休みに始まりました。陽菜さんが部活動を休んで行った家族旅行についてSNSに投稿すると、上級生から「自慢ですか」というメッセージが届いたということです。これがきっかけで、陽菜さんは学校から遠ざかっていきました。陽菜さんは遺書の中で「中1の時、学校に行かなくなったのは部活が理由です。ずっと部活で仲良くしてた子に無視されたりしたのは悲しかったしつらかった。先輩ともめたりした時も、誰も助けてくれなかった」とつづっています。

 陽菜さんは不登校になり、2018年4月に別の中学校に転校しました。しかしその後も不登校が続きました。そして2018年8月、八王子市内の駅で電車に飛び込み、自ら命を絶ちました。 

「学校も行けない弱虫でごめんなさい。私もそんな私が大キライです」(陽菜さんの遺書より)

 8月30日に発表された調査結果は「いじめと自殺の直接的な関連性は認められない」と結論付けました。

 発表を受け、両親の代理人が会見を開き「いじめがきっかけで始まった不登校が学校の不十分な対応のために長引くことになり、このために娘は自分に自信をなくし、生きている価値がないと思うようになっていったのだと思う。こうしたことをきちんと認めてもらえなかったことは大変残念」という両親のコメントを読み上げました。