五輪前夜の昭和38年が舞台の犯罪ミステリ最高峰!奥田英朗最新刊

TOKYO MX(地上波9ch)の情報バラエティ生番組「5時に夢中!」(毎週月〜金曜 17:00〜)。9月26日(木)放送の「中瀬親方のエンタメ番付」のコーナーでは、新潮社出版部部長の中瀬ゆかりさんがおすすめのエンタメ作品を番付形式で紹介しました。



【“中瀬親方”による9月のおすすめ作品】

◆関脇漫画「アンダーニンジャ」※既刊2巻花沢健吾 著(講談社)

人気ゾンビ漫画『アイアムアヒーロー』で知られる花沢健吾さんの最新作。戦後、GHQによって組織を解体されてしまった忍者たち。消滅したかに思われていたが、約20万人の忍者が脈々と暗躍するパラレルワールドのような世界を描く。

末端の忍者のなかには職にありつけず、ニート同然の生活を送っている者も。そのなかの1人、雲隠九郎(くもがくれくろう)は、ある日、上からの指示で講談高校への潜入を命じられ……。

中瀬親方のコメント「いろいろなキャラクターが登場するんですけど、思わずクスっと笑ってしまう。さすが花沢さんとあってめちゃくちゃ上手いです。忍者モノとして今後の展開がとても楽しみな1冊です」

◆大関映画「ボーダー 二つの世界」10月11日(金)より公開(※18歳未満の方はご覧いただけません)

第71回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門でグランプリを受賞したミステリー作品。

スウェーデンの税関に勤める女性・ティーナは、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分けられるという特殊な能力を持っていたが、生まれつき容姿が醜いことに悩まされ、孤独な人生を送っていた。ある日、彼女は勤務中に怪しい旅行者ヴォーレから罪のニオイを嗅ぎ、取り調べをするが証拠が出ず入国審査をパスしてしまう。

ティーナは、次第にヴォーレに惹かれていくが、彼にはティーナの出生にも関わる大きな秘密があり、物語は進んでいく。

中瀬親方のコメント「映画史上に残るかなり衝撃的な性的シーンがあって、観ていただかないことにはネタバレになってしまう。ダークファンタジーな世界とミステリーの世界が融合した非常におもしろい作品です」

◆横綱小説「罪の轍」奥田英朗 著(新潮社)

東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年が舞台。奥田英朗による小説『オリンピックの身代金』に登場している警察チームの活躍を描いた前日譚。北海道の礼文島に暮らす20歳の青年・宇野寛治(うのかんじ)は、漁師の手伝いをする傍ら、空き巣をして生計を立てていたが、盗品を質屋で売ろうとして足がつき、逃亡を余儀なくされてしまう。彼の空き巣行為を知って脅迫していた漁師にそそのかされ、島から脱出を図るもそれは罠だった。九死に一生を得て、東京・浅草に流れ着いた寛治の身に……。

中瀬親方のコメント「昭和38年に実際に起きた男児誘拐殺人事件が下敷きとなっている誘拐事件が物語の中で起きていて、刑事たちが執念の捜査をする。これに容疑者の圧倒的な孤独が絡みつき、さらに脇役の人物たちもすごく味のある人が登場してきて、これだけのキャラクターを描き分け、しかも、東京と地方との格差など昭和38年当時の描写も素晴らしい。犯罪ミステリーの最高峰と言ってもいいほどの奥田さんの最高傑作の1つが誕生した。ミステリーが好きな人は本当に読んでください」

中瀬さんが推す3作品、ぜひチェックしてみてください!毎月最終木曜日に発表するこのコーナー、次回10月のエンタメ番付は、10月31日(木)にお届けする予定です。

※この番組の記事一覧を見る<番組概要>番組名:5時に夢中!放送日時:毎週月〜金 17:00〜17:59 <TOKYO MX1> 「エムキャス」でも同時配信(地上波放送エリアを除く)メインMC:ふかわりょう(月〜木)、原田龍二(金)アシスタントMC:大橋未歩(月〜木)、ミッツ・マングローブ(金)月曜コメンテーター:マツコ・デラックス、若林史江、ガウ(黒船特派員)火曜コメンテーター:岩下尚史、コーヘン会(黒船特派員)水曜コメンテーター:美保純、江原啓之、おおたわ史絵、小原ブラス(黒船特派員)木曜コメンテーター:岩井志麻子、中瀬ゆかり、ジョナサン(黒船特派員)金曜コメンテーター:中尾ミエ、堀江貴文(※月一出演)、セス(こども黒船特派員)番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/goji/番組Twitter:@gojimu番組Facebook:https://www.facebook.com/5jinimuchuu

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