単なる“足の冷え”と侮れない!「閉塞性動脈硬化症」を医師が解説

TOKYO MX(地上波9ch)のワイドショー生番組「バラいろダンディ」(毎週月〜金曜21:00〜)。「無病息災!バラいろ健康学会 2ndシーズン」のコーナーでは、産婦人科医の丸田佳奈先生が「閉塞性動脈硬化症(ASO)」の予防と対策について解説しました。



◆閉塞性動脈硬化症(ASO)とは……

エアコンの効きすぎや冷え性によるものと思われがちな“足の冷え”ですが、実は動脈硬化が原因の可能性もあるとのこと。足の冷えを引き起こす動脈硬化の一種「閉塞性動脈硬化症(ASO)」は、動脈硬化により動脈が狭くなったり、詰まってしまったりする病気です。主に下半身の動脈に起こるとされ、罹患率は60歳前後の男性で3〜6%。年齢とともに増加するとの報告もあります。

◆原因

この病気は、動脈硬化が原因です。そのため、50歳以上で男性のほうがなりやすく、喫煙者のほか、糖尿病、高血圧、以前は高脂血症と呼ばれた脂質異常症などの生活習慣病や、慢性腎不全のある人はリスクが高まります。

◆症状症状は、軽度のI度から重度のW度まで4つに分類されます。

・I度無症状、冷え、しびれ・U度間欠性跛行。しばらく歩くと足に症状が起こり、少し休むとまた歩けるようになる症状のこと。通常、片足のふくらはぎに、疲れ、だるさ、痛み、こむら返りなどの症状が出るもので、患者の約30%に、この間欠性跛行が見られます。・V度安静時疼痛。症状が進行し、何もしていないのに痛みを伴うようになります。・W度皮膚の潰瘍、壊死。なかには、重症下肢虚血によって足を切断しなければならないケースもあるそうです。

丸田先生は、「T度、U度の早期に発見して治療することが大事」と声を大にします。そして、「動脈硬化は部分的におこらないので、足に動脈硬化がある場合、心臓や脳の血管にも動脈硬化が起きていることが多い。そのため、心筋梗塞や脳梗塞にもなりやすい」と警鐘を鳴らします。

閉塞性動脈硬化症の患者の約50%は心臓の冠動脈疾患、約20%は脳血管疾患を合併しているとされ、5年後には約20%が心筋梗塞や脳梗塞を発症し、約15%が死に至ると言われています。また、間欠性跛行や重症下肢虚血の症状がある場合、その後の生存率に大きく影響するだけに、より一層の注意が必要です。

◆「閉塞性動脈硬化症」の予防と対策

・禁煙丸田先生が強調していたのが“喫煙”のリスク。喫煙者が閉塞性動脈硬化症になった場合、間欠性跛行が生じる割合は、喫煙しない人の約3倍だとか。

・生活習慣病の予防と管理肥満にならない、適正カロリーを守る、減塩、運動などを心がけましょう。丸田先生は「糖尿病の患者さんは、この病気が重症化しやすい。治療のために足を切断する確率は、非糖尿病患者の約5〜10倍と言われている」と補足します。

・フットケア閉塞性動脈硬化症と診断された場合、血流がさらに悪くなって悪化してしまわないよう足元を冷やさないことが大切です。足湯などで足元を温めるほか、衛生的に保つため爪の手入れなどをするようにしましょう。

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<番組概要>番組名:バラいろダンディ放送日時:毎週月〜金曜 21:00〜21:54<TOKYO MX1>無料動画配信アプリ「エムキャス」にて全国同時配信(19年10月からの出演者)メインMC:垣花正(月〜木曜)、宮崎謙介(金曜)番組アシスタント:大島由香里(月〜木曜)、新井麻希(金曜)月曜コメンテーター:倉田真由美、武井壮、苫米地英人(随時)火曜コメンテーター:玉袋筋太郎、内山信二、安東弘樹水曜コメンテーター:湯山玲子、遠野なぎこ、大竹まこと(月1)木曜コメンテーター:梅沢富美男、ナジャ・グランディーバ、ダイアナ・エクストラバガンザ金曜コメンテーター:金村義明、ライムスター宇多丸、水道橋博士、前園真聖(隔週)、デーブ・スペクター(隔週)バーディ:月替わりバーディ(月曜)、森山るり(火曜)、梅宮アンナ(水曜)、橋本マナミ(木曜)、井上咲楽(金曜)番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/barairo/番組Twitter:@barairoMX

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