“失われたものは簡単には再生されない”見習うべきドイツの支援

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月〜金曜7:00〜)。4月3日(金)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、タレントでラジオDJのサッシャさんが“ドイツの新型コロナウイルスに関する経済対策”について紹介しました。



◆アーティストは生命維持に必要不可欠な存在

ドイツでは新型コロナウイルスによる経済への打撃を緩和するため、総額7,500億ユーロ、日本円にして約88兆円の経済支援策が連邦議会で承認。特に注目を集めているのがフリーランスや芸術家への支援で、モニカ・グリュッターズ文化相は「アーティストは今、生命維持に必要不可欠な存在」として、大幅なサポートを約束しています。

ドイツ出身のサッシャさんは、ドイツでアーティストとは伝統芸能を伝える芸術家を指し、イメージとして「クラシックの演奏家やオペラなどの舞台芸術を代々伝える人たち、日本で言うところの歌舞伎役者などに近い」と表現。

そして、「芸術を伝える人たちは手工芸などの職人とある意味同じで、失われたら簡単には再生されない。火を絶やしてはいけない」と主張します。

◆イギリスやドイツの経済対策、日本は……

新型コロナウイルスに対する対策として、イギリスでは「小規模芸術家に3ヵ月までの支援がある」とサッシャさん。その他にも、学校が休校で仕事ができない人への支援や納税の免除。さらには、家賃の支払いに猶予を与えるとともに貸し主への支援などの対策がなされているとか。

ドイツでは前出の経済支援の他にも、自国のアーティストにより多くの印税をサポートするべく、ラジオなどでドイツ人アーティストの曲を多くかけるなど、さまざまな支援を敢行。ドイツ連邦政府のWebサイトには支援に関する詳細や各種問い合わせ先が掲載されており、モニカ・グリュッターズ文化相は「芸術との大いなる連帯をしていく」と宣言しているそうです。

◆行動制限中のドイツ、ハワイの現状は?

この日は、サッシャさんがすでに行動制限がなされているドイツとハワイの様子を紹介。

まずドイツではスーパーの床に1.5m間隔でテープが貼られていて、売場では手前に瓶が詰まれていて店員とお客さんが近づかないような施策が。

また、お客さんのなかには飛沫しないようマスク代わりにフルフェイスのヘルメットを被る人がいたり、日本でも買い占めが問題となったトイレットペーパーは、1回の買い物で1家族1ロールまでと制限していたりするそう。

一方、ハワイは公園には入れず、ホテルも誰も泊まっていないそう。そんななか、あるホテルでは無人の部屋の電気を点け、街の人々を勇気付けるために"ALOHA”のメッセージを送っているところも。

ドイツ、ハワイの状況を見たMCの堀潤は、ロックダウンながら「日常生活を維持する体制は整っているようですね」と感想を口にすると、サッシャさんは「不要不急でない場合の外出には罰金を課すとも言われているけど、ルールを守れば外出、買い物はできる」と話していました。

また、ドイツの国営放送による最新の世論調査では、メルケル政権への支持率が64%。そして、新型コロナウイルスに対する支持は70%以上。堀は、「メルケル政権は、コロナ前までは厳しい状況でしたけど、有事の対応策できちんとした手を打っているから」と感嘆していました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/
番組Twitter:@morning_cross

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