変わるアメリカ…Black Lives MatterとZ世代の関係性

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月〜金曜7:00〜)。6月18日(木)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、起業家で実業家の椎木里佳さんが“Black Lives MatterとZ世代”について述べました。



◆Black Lives Matter運動を最大化したZ世代

アメリカ・ミネソタ州で黒人男性のジョージ・フロイドさんが警察官に暴行を加えられ死亡した事件を発端に、世界中で広がっている「Black Lives Matter(黒人の命は大切だ)」のデモ。6月14日には渋谷区でも行われ、約3,500人が参加。今、その舵を若い世代が中心となって取っているとのことです。

アメリカ在住の「Z世代(13〜25歳)」3万8,919人を対象に行なった調査では、およそ9割がBlack Lives Matter運動を支持。そして、抗議活動に参加している人は77%で、逮捕されても構わない人が6割以上という結果に。

MCの堀潤はZ世代の特徴について、「一般的にデジタルネイティブで社会課題の意識が高く、9.11を意識していて、起業家マインドが高い」と分析すると、椎木さんはそこに「社会を自分たちがサポートしていきたい気持ちが特に強い」と付け加えます。

彼らの運動の基盤となるのはSNSで、なかでもInstagramが最も使われ、次いでTikTokで、「動画を撮って配信したり、Instagramのストーリーを使うパターンが多い」と椎木さん。Black Lives Matterの発端も事件の模様を撮影した動画でしたが、撮影者は17歳だったそうで、「1O代の持つSNSのパワーから運動が最大化した」と指摘します。

◆Z世代の運動が活発に……

ここで椎木さんは、Instagramのある投稿を紹介。そこには、人種差別を行うブランドに向けた「社会的責任を果たすまで監視し、批判しないといけない」というメッセージとともにブランド一覧が。Black Lives Matterに賛同しているものの、ただ声を上げただけで寄付などをしていないブランドに対して不買運動が起きているそうで、「これまでは『○○のために祈ります』などのメッセージを投げかければよかったけど、今はお金をつぎ込むなど、より具体的なやり方が求められている」と椎木さん。

つい先日、アメリカの有名アパレルブランド「REFORMATION」のCEOが辞任しましたが、その背景にも「Black Lives Matter」がありました。同ブランドはBlack Lives Matterに賛同していたものの、SNSのコメント欄で従業員への人種差別を暴露され大問題に。アパレルブランドもそんな状況にあるようです。

また、弱冠18歳の人気アーティスト、ビリー・アイリッシュが「All Lives Matter(すべての命は大切だ)」に抗議したり、環境活動家グレタ・トゥーンベリが気候のための学校ストライキを行ったり、さらには銃規制を求める「March for Our Lives」に120万人以上が参加していたりと最近はZ世代の運動が盛んに。総じて椎木さんは、「SNSを通して、みんな参加しようとZ世代を中心にスタートしている、ということが今回のBlack Lives Matterでさらに広がったと思う」と話していました。

拓殖大学非常勤講師の塚越健司さんは、Z世代を賞賛し、なかでも「Instagramの使い方がスゴイ」と評価しつつ、「いわゆる政治的な発言をInstagramですることが日本はまだそんなに多くないが、今後増えていくと思う」と予想していました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/
番組Twitter:@morning_cross

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