世界で進む「性的同意」の議論…日本の15〜24歳のリアル

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月〜金曜7:00〜)。8月14日(金)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、起業家で実業家の椎木里佳さんが“性的同意”について述べました。



◆付き合っていても"性的同意”が必要

国際NGOプラン・インターナショナルが、日本の15歳〜24歳を対象に「性的同意」などについてアンケートを実施。そこでは「性的同意への認知」や「パートナーや家族と避妊や妊娠などについて話し合うことができるか?」などが聞かれています。

この結果を見ると、「パートナーや家族と避妊や妊娠などについて話し合うことができるか?」は「できていない」が過半数を占める一方で、「性的同意への認知」は「よく知っている」が13.5%で「知っている」は34.1%。また、性的同意に関して知ったのは「高校の授業」が最も多く、次いで「中学の授業」となっており、椎木さんは「高校、中学から知識がアップデートされていない」と危惧。「家庭内やパートナーと補完していかなければならない。きちんとパートナーと話し合ってほしい」と言います。

「性的同意を取る」ということについては、京都市男女共同参画センターのジェンダーハンドブックに10個のチェックリストが設けられています。

そこには「2人きりでデートに行くことは、性行為を前提としている」や「キスをしたら性行為をしてもいい」などがあるなか、「付き合っていれば、性行為をするのは当たり前」、「同じ相手に毎回性行為の同意を取る必要はない」というものも。

椎木さんも後者2つは「ちょっと引っかかる方がいるんじゃないか」と指摘していましたが、実際に他の項目に比べ「性的同意はいらない」と答えた人が多かったとか。それだけに、「付き合っていても性的同意を取ることは重要。取らずに性行為に及ぶことはレイプなどに繋がると覚えておいてほしい。1つでもあてはまるなら性的同意は取れていないという認識が改めて必要」と訴えます。

◆日本の性的同意年齢は13歳

世界の性的同意年齢を見てみると、韓国では今年引き上げられ13歳から16歳に。州によって違うもののアメリカとイギリスも16歳。フランスは2018年に15歳となりましたが、日本は13歳と非常に若く、しかもこれは明治時代に制定されたまま。「全く変わっていないのも問題」と椎木さんは疑問視していましたが、なぜ13歳かといえば女性に生理が訪れる平均年齢だから。これには「あまりにも若すぎる」と意見しつつ、椎木さんは「特に今は性的同意を知るのは高校が多いだけに、現状を踏まえた上で日本も引き上げる必要がある」と主張していました。

マレーシア在住のジャーナリスト・海野麻実さんは、イスラム教徒が多数派のマレーシアでは「このような話題自体センシティブ」と言います。基本的に中絶行為が法律で禁止されていて、性的交渉も結婚後が暗黙の了解なだけに、「宗教によってもいろいろ議論があるんじゃないか」とコメント。

プロゴルファーでゴルフ解説者のタケ小山さんは、日本の性的同意年齢が制定されたのが明治時代で、さらにはその年齢が13歳ということにビックリ。「日本では法的整備が(明治時代から)止まっちゃっている」と嘆きます。

一方、キャスターの宮瀬茉祐子は早期教育が大事と言いつつ、前述のチェックリストに関して「私たちの年代でそれを確認し合うのはなかなか難しいと思うんですけど、それが当たり前になればそんなこともないのかな」と感想を口にしていました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/
番組Twitter:@morning_cross

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