リモートで「地方副業」に注目 そのメリットと可能性は

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月〜金曜7:00〜)。「オピニオンCROSS neo」では、ハピキラFACTORY代表の正能茉優さんが“リモートによる地方副業”について述べました。



◆コロナ禍で増加、リモートで「地方副業」

コロナ禍を機に地方移住への関心が高まるも、地方特有の人間関係や子どもの教育環境など実際に移住するとなると、まだまだハードルが高いのが現状。そんななか、都市部にいながらリモートで「地方副業」をする人が増えています。専門家によると「本格的に地方移住する前の格好の練習になる上、人生100年時代を生き抜くために必要なスキルも磨くことができる」ということです。

正能さん自身、地域に関わる仕事を長年しているものの、コロナ禍でおよそ1年間は地方に一切足を運ぶこともなく、リモートでさまざまな仕事を円滑に進めた経験をしたこともあり、リモートによる地方副業にとても可能性を感じている様子。

これまで地方副業と言えば、"場所”が重要視され実際にその地域で働いていましたが、今は「地域をテーマに働くような感覚」と正能さん。自身もこれまでは長野県小布施町の仕事では現地に赴いていましたが、現在は都内の自宅で東京の仕事と小布施の仕事をどちらもパソコンで行い、「テーマとして地域が取り扱われている感覚」と実感を語ります。

それこそ最近では「首都圏の生命保険会社で働く30代会社員が副業で群馬県にある企業でマーケティング・PR戦略立案」をしたり、「外資系製薬会社の40代会社員が副業で富山県にあるメーカーで中期経営計画の策定支援」をしたりと、昔は考えられなかったマッチング事例が数多くあると言います。

その背景には、地方出身者が自分は戻れないけど地元と関わりたいという人もいれば、何かのイベントがきっかけで縁のない場所と結び付いたり、さらにはSNSや人づてなどで繋がったりする例も。

とりわけ最近ではコロナ禍でリアルの出会いがないため、オンラインイベントで知り合った人と意気投合して何かを始めたり、移住先を探すなかで出会ったり、さまざまなパターンがあると正能さん。「地方移住に踏ん切りがつかなくても、今後は"まずはやってみよう”という形で、住んでいる地域の仕事と同じように地域をテーマに仕事をすることができるのはすごく面白い」と期待を寄せます。

◆リモート地方副業の増加で地域はどうなる?

ここまでは働く側の目線でしたが、一方で地域にとってはどうなのか。正能さんはリモート副業が増えると地域の特産物が変わるかもしれない、その3つの仮定「3かもね」を紹介。

まずは、そもそも現地に行かずにリモートで仕事をするとなると「(その地域に)行ったことがない人にとっても魅力的に思える商品が増える"かもね”」。さらには、地域で括ることの重要性がなくなると「テーマで括って商品づくりや販売ができる"かもね”」。例えばこれまで物産展は地域ごとでしたが、今後は「フワフワなモノを集めた展」などいろいろなことができるのではないかと想像を膨らませます。

そして3つ目は、「視覚や聴覚に訴える商品が増える"かもね”」。全てリモートなので打ち合わせも目と耳が頼り。となると「視覚と聴覚でどう訴えていくかが商品の"肝”になっていくんじゃないか」と正能さんは推察していました。

「東洋経済オンライン」編集部長の武政秀明さん曰く、今や魚の買い付けさえもリモートで可能になっているそうで、正能さんの話に納得。「現地に行かなきゃ、現物がないと、現地の人と会わないとできないという固定観念を捨てて仕事できるようになってきた」と話していました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/
番組Twitter:@morning_cross

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