旅上手が教えるオススメ激安LCCは? 鉄道旅、サウナ泊も達人が推薦

旅上手が教えるオススメ激安LCCは? 鉄道旅、サウナ泊も達人が推薦

エコノミークラスのシートピッチは一般的なLCCより約4p広いスクート(シンガポール)

 有休取得義務化でレジャーにも行きたいし、消費増税を前に家電の駆け込み購入もしておきたい。そんな今、各界のプロが自腹でも買いたい/買ってよかったものと、買ってはいけないものを厳選。これを参考に、今夏の消費活動のコスパを少しでも高めよう! 今回は旅行・レジャー編だ。

◆格安LCC・有休義務化で週末海外! 片道2万円以下で行ける格安LCCとは?

 ’19年4月から始まった年5日の有給休暇取得義務化。週末と組み合わせれば海外旅行にも行けるが、できれば旅費は抑えたい。そこでLCCに詳しい高島昌俊氏に快適な格安エアラインを教えてもらった。

「成田からだとシンガポールやソウル、台北はLCC激戦路線で航空券も安い。人気観光地でグルメやショッピングスポットも多く、2〜4日の休みがあれば行けます」

 それを踏まえて1位に選んだのはシンガポールのスクート。

「成田からの直行便は片道1万9000円〜。アジアのLCCでは座席スペースがもっとも広く、機内持ち込み荷物も7kg上限のところが多いなか10sまでOK。3〜4日ぶんの荷物なら、預け荷物用の別料金を払わずに機内に持ち込めました」

 続く2位にはエアソウルを推す。

「親会社のアシアナ航空のエコノミークラス並みにゆったりした座席で成田〜仁川が片道7910円〜。USBポートやコンセントも付いているのが高評価の理由です」

 そして、3位はタイガーエア台湾。シンガポールに拠点を置くタイガーエアのグループ企業だ。

「ここも持ち込み荷物が上限10s。台北から国内14都市、高雄からも5都市に就航し、台湾縦断旅行も可能です。成田〜台北は片道1万2210円〜ですが頻繁にセールを行うので、もっと安いチケットを入手できることもありました」

 ワーストにはベトナムのベトジェットエアを挙げたが、その理由はちょっと意外なものだ。

「成田〜ハノイは片道9510円〜と安いですが、ベトナムの航空会社は機内での盗難トラブルが多発しているんです。’18年には乗客の荷物を盗んだベトジェットの地上職員が逮捕されています」

 同じLCCでもエアラインによる違いは大きいようだ。

◆格安LCC・WORSTランキング

BEST1位

スクート(シンガポール)片道1万9000円〜(成田―シンガポール)

エコノミークラスのシートピッチは一般的なLCCより約4p広い。中型機でトイレの数も多く、通路が2列で乗り降りもスムーズ

BEST2位

エアソウル(韓国)片道7910円〜(成田―仁川)

エコノミー席も可動式ヘッドレスト付き。シートがLCCっぽくないのは、親会社のアシアナ航空の機材を譲り受けているため

BEST3位

タイガーエア台湾(台湾)片道1万2210円〜(成田―台北)

成田、中部、関空、福岡、那覇からは台北(桃園)と高雄に就航。片道400円〜の激安チケットセールも不定期に開催している

WORST1位

ベトナムジェットエア(ベトナム)片道9510円〜(成田―ハノイ)

7月からは成田―ホーチミン線も就航予定。なお、関空からハノイ、ホーチミンへのフライトもある。シートピッチは標準的な仕様

【高島昌俊氏】

ライター。航空事情に精通し、搭乗経験も豊富。’18年12月〜’19年1月にかけて行ったビジネスクラス世界一周の模様は日刊SPA!に公開中

◆観光列車・週末の行楽に最適な絶景が拝めるこの夏のオススメ路線とは!?

 現在、移動ではなく乗ること自体を目的とした観光列車がブームだ。

「沿線の見どころを解説してくれたり、名所では列車もゆっくり走行してくれる。列車にあまり興味のない人でも楽しみ方を教えてくれるのが観光列車なんです」

 そう語るのは、「おいしいローカル線をつくる会」代表の鳥塚亮氏。夏にかけて乗りたい観光列車の1位として「昭和の観光急行」(千葉県・いすみ鉄道)を挙げる。

「都会育ちの人にもどこか懐かしい里山の原風景のなかを進み、車両もレトロな雰囲気を漂わす国鉄時代のディーゼル車。房総半島なので東京から日帰りで行けます」

 2位の「ながまれ号」(北海道・道南いさりび鉄道)は、函館〜木古内の海沿いを走る人気列車。鉄道ライターのトシタカマサ氏は、その魅力を次のように話す。

「座席にはテーブルがついており、函館駅や朝市で買った駅弁や海鮮丼を味わいながら湾越しに見る函館山はまさに絶景でした」

 3位は元祖観光列車「SLやまぐち号」(山口県・JR西日本)。

「展望席があり、トンネル内で煙を浴びる貴重な体験ができました。年配には懐かしく、若い方には新鮮に感じられるはず」(鳥塚氏)

 一方、ワーストは「伊予灘ものがたり」(愛媛県・JR四国)。

「車両や景色、食事(※別料金)ともに申し分ないレベルですが、人気がありすぎるのが欠点。“日本一予約が難しい観光列車”と呼ばれているほどで、チケットがなかなか確保できません」(トシ氏)

 たまにはのんびり沿線の景色を楽しむ旅もいいかもしれない。

◆観光列車BEST・WORSTランキング

BEST1位

昭和の観光急行列車(千葉県・いすみ鉄道)

土日祝などに運行。2両編成で1両は地元食材などを使ったレストラン列車(※要予約)だが、もう1両は予約不要の自由席。1020円(大原〜上総中野)

BEST2位

ながまれ号(北海道・道南いさりび鉄道)

食事を楽しむイベント列車として不定期運行。他の日も普通列車として使用され、その場合は運賃のみで乗車可能。1110円(函館〜木古内)

BEST3位

SLやまぐち号(山口県・JR西日本)

運行開始40年を迎える元祖観光列車。リニューアルされたレトロ客車は、タイムスリップした気分になれる。1660円(新山口〜津和野)

WORST1位

伊予灘ものがたり(愛媛県・JR四国)

食事(※要予約)は時間帯などで異なり、朝が2500円、昼が4500円、夜が3000円。ただし、食事なしも可能。2260円(松山〜八幡浜)

【鳥塚 亮氏】

おいしいローカル線をつくる会。大の鉄道ファンでいすみ鉄道前社長。観光列車などで経営を立て直した経験を生かし、ローカル線を通じた地域創生に取り組んでいる

【トシタカマサ氏】

鉄道ライター。鉄オタ歴30年の乗り鉄で、全鉄道会社の全路線を完全制覇済み。仕事とは別に趣味として各地の観光列車に乗りに行っている

◆ブーム拡大中! デートにも最適なゴージャススパにある快適サウナはどこ?

 最近は女性にもブームが拡大中のサウナ。そこで、ゴージャスなスパの中にありデートでも喜ばれそうな施設を、プロ・サウニスト集団SOTが選出してくれた。

「都心のイチオシは18歳以上のみ入館可で、客層も落ち着いた池袋の『タイムズスパ・レスタ』。毎時30分にオートロウリュもあるサウナのセッティングも本格的で、露天風呂もゴージャスです」

「神戸サウナ&スパ」は「サウナのスペックなら日本一」だと推す。

「ロウリュは20分に1回で、トルコ式岩盤浴のハマームも含めるとサウナは4つ。女性のスパエリアも含め施設の雰囲気も豪華です」

 ディズニーランド帰りに立ち寄れる「SPA&HOTEL舞浜ユーラシア」もオススメだという。

「男湯・女湯とも7種の風呂と3種のサウナがあり、ケロサウナはフィンランドで『木の宝石』と呼ばれる木材を使った本場のもの。露天風呂は源泉かけ流しです」

 一方、サウナブームの過熱により利用しづらくなっている施設も。

「サウナ好きの定番・S区のMスパは、最近はロウリュも順番待ち。いい施設ですが混みすぎなので、休日の昼間は避けたいですね」

◆サウナBEST・WORSTランキング

BEST1位

タイムズ スパ・レスタ(池袋)一般料金2750円(土日祝は+350円)

駐車場も220台あり。「レストランには半個室もありデート向き。5月末までサウナの本場フィンランドがテーマのフェアも開催中です」(SOT)

BEST2位

神戸サウナ&スパ(神戸)サウナ&スパ利用料2700円

都市型サウナ日本一との呼び声高い施設。「カプセルホテルもある関西出張の定宿です。レストランの焼きそばもウマいですよ」(同)

BEST3位

SPA&HOTEL 舞浜ユーラシア(舞浜)一般料金2060円(土日祝は2570円)

3つのサウナに加え源泉かけ流しの露天風呂も。「朝食ブッフェも豪華でフレンチトーストがおいしい。泊まりのデートにも◎」(同)

WORST1位

Mスパ(S区)

ビル高層階の聖地はブーム到来で大混雑。「いい施設ですが、サウナ室は5〜6人でいっぱい。混んだサウナではくつろげません」

【SOT】

サウナ・温浴施設を愛するプロフェッショナル・サウニスト集団。モヒカンサウニスト、サウニストヒモ、サウニスト虚弱の3人組

撮影/田中智久

― プロが買ったもの一覧 ―

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