総重量5キログラムのデカ盛り弁当「肉の城壁」。ひとりで食べきれるのか?

総重量5キログラムのデカ盛り弁当「肉の城壁」。ひとりで食べきれるのか?

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 近年、飲食店のデカ盛りブームが盛り上がりを見せている。

 かつては一部の大食漢が名誉を求めて挑んだデカ盛りメニューも、今ではSNSやYouTubeに大食い自慢やフードファイトする様子が日常的に投稿されるようになった。

 そんななか度肝を抜くほどの超ボリューミーなデカ盛り弁当が、「キッチンオリジン」「オリジン弁当」を展開するオリジン東秀株式会社から発売された。

 その名も「肉の城壁」。

 テレビ東京の番組とコラボした期間限定商品で総重量5kg、総カロリーはなんと12,000kcalを超えるという。

 いまだかつてないほどの重量とカロリーを有する弁当は、果たしてどのようなものなのか。実際に購入し、モンスター級のデカ盛りメニューに挑戦してみることにした。

◆総重量5kgの弁当は想像以上に重い

 「肉の城壁」は2日前までの完全予約制となっている。フードファイト当日、あらかじめ予約しておいた「肉の城壁」を受け取るためにキッチンオリジンの店舗へ。

 規格外なボリュームで一際目立つデカ盛り弁当は6,290円(税別)。この値段の妥当性は甲乙つけがたいが、家族やグループで分けるのならリーズナブルなのかもしれない。

 支払いを終え、いざ持ち運ぼうとすると“ずっしり”とした重さに圧倒される。何を隠そう、総重量5kgの弁当だ。

 まだ中身は見てないものの、これだけ重たさを感じる弁当は買ったことがない。まずは一刻も早く弁当の全貌を見るべく、編集部のオフィスへと急いだ。

◆まさに“城壁”かのごとく揚げ物が超大量に……

 腕がはち切れんばかりの重さに耐えながら、なんとかデカ盛り弁当を運び終え、いざ実食へ。袋から出してみると、遂に「肉の城壁」がお目見えした。

 牛焼肉、唐揚げ、タルタルチキン南蛮、エビフライ、デミハンバーグ、チキン竜田など様々な種類の揚げ物が、まるで城壁のように弁当の容器一面を覆っている。

 ライスはまさかの2,100g。野菜は一切入っていない。

 また、弁当と一緒に割り箸や紙皿、紙コップなどは10人前用意されていて、明らかに1人で食べる量ではない。

 スマホと一緒に並べて見ると、その大きさは一目瞭然であろう。あまりに規格外なデカ盛り弁当は、正直に言って圧倒されてしまった。

◆揚げ物のくどさに耐えるべく、複数の飲み物を準備

 しかし、2日前に予約してまで注文したからには引き下がれないので、意を決してフードファイト開始。

 初めはひと通りの揚げ物を味わうために万遍なく食べ進めていくことに。「肉の城壁」を注文したらもれなく付いてくる特製の「しゃもじ」を使って、紙皿によそっていく。

 中濃ソースやからしで適宜揚げ物の味にメリハリをつけながら、ご飯とともに食べる。うん、オリジン弁当の安定した味だ。

 時間は18時とちょうどお腹が空く頃だったので、前半戦は割とハイペースに飛ばすことができた。

 ただ、揚げ物ばかりで必ず飽きがくると踏んでいたため、飲み物は煎茶やウーロン茶、コーヒー、炭酸など味に変化を持たせるために数種類用意。特にウーロン茶は揚げ物のくどい食感を和らげるのに効果があり、今回のフードファイトでは重宝した。

◆ひとりでは半分が限界だった……

 ひたすら食べること45分、初めは美味しさを噛み締めながら順調に食べていたものの、徐々にペースダウン。

 というのも、味の濃い揚げ物とご飯を交互に食べるだけの繰り返しで、いくら飲み物で味変を試みようにもさすがに単調な味に飽きてしまい、かつお腹も一杯になりかけていたからだ。

 最後のひと踏ん張りをしようと、揚げ物をとにかく口に運び、飲み物とともに飲み込む作戦に出たが、それも長くは続かない。

 次第に揚げ物を避けるようになり、ご飯だけ食べることが多くなってきた。弁当の容器は6分割されていて、おおよそ半分ほど食べるところまでたどり着いたが、全然減らない揚げ物の数々。

 最後の方は後回しにした揚げ物が山のように積まれる様を眺めて呆然としていた。結局ここでギブアップし、残りは編集部のスタッフで取り分けて食べることに……。

 総重量5kgというデカ盛り弁当に果敢に挑戦したが、完食できずに辛酸を舐めることとなった。フードファイト目的に購入するよりも、家族やグループで食べるのが無難かもしれない。

 ちなみにこの「肉の城壁」は2月9日(肉の日)に発売開始されたが、これまでどのくらいの注文があったのだろうか。

「『肉の城壁』は規格外のボリュームでインパクト大なので、多くのお客様に興味は持ってもらえていますね。ただ量が量なので(笑)、売れ行きとしてはぼちぼちといったところです。家族でシェアしながら食べるニーズはもちろん、大食いに自身のあるフードファイターの方がSNSやYouTubeでアップするための“ネタ”として購入いただくニーズもあると感じています」(オリジン東秀 広報担当 堀川さん)

 「肉の城壁」へいきなり挑むのは気が引けてしまう……。そんな場合には、ひと回り小さいサイズの「肉の城壁Jr.(ジュニア)」からまずは試してみるといいかもしれない。

<取材・文/古田島大介>

【古田島大介】

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている。

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