歯科医推奨「歯周病防ぎ脳梗塞と糖尿病防ぐ“35秒全力うがい”」

歯科医推奨「歯周病防ぎ脳梗塞と糖尿病防ぐ“35秒全力うがい”」

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コロナ禍で、手洗いとともにうがいを習慣化した人も多いだろう。そのためか、今シーズンはインフルエンザの流行がなかったという。

「うがいは感染症対策として有効ですが、それだけではありません。動脈硬化や脳梗塞、糖尿病から認知症までさまざまな病気のリスクを下げる効果が期待できます」

そう話すのは歯科医の照山裕子先生だ。怖い病気が並び、うがいとすぐには結びつかないが……。

「新型コロナウイルスなども脅威ですが、実は、もっと怖いのが歯周病菌です。歯周病の方はそうでない方に比べ、脳梗塞や心筋梗塞になる確率が約3倍、糖尿病にかかる確率が約2倍、アルツハイマー型認知症を悪化させるというデータもあります。しかも歯周病は、ギネスブックにも掲載された“世界でもっとも患者数の多い感染症”です。日本では、20歳以上の約8割がかかっているといわれます。大病を避けるには、ばい菌や歯周病菌のエサとなる食べかすなどをうがいでかき出し、口内をクリーンに保つこと、歯周病菌を増やさないことが大切なのです」(照山先生・以下同)

コロナ以降、うがいの回数を増やした人も多い。

「ただ、正しいうがいのやり方を知らない人が多い印象です。やり方を間違えると、ばい菌が残る“ダメうがい”になってしまいます」

照山先生に教えてもらった詳しい方法は次の通りだ。

■1回35秒! 全力うがいのやり方

(1)水を口にふくむ。量は少なめの「おちょこ1杯」ほど。

(2)上の歯をきれいにする。上の歯に向けて全力で10往復7秒間ブクブクうがいをし、水を吐き出す。

(3)下の歯をきれいにする。下の歯も同様、全力で10往復うがいをする。より高速でできればなおよい。

(4)左右の奥歯をきれいにする。口の中の中央から右側奥歯に向けて全力でうがいをする。終わったら左側奥歯も同様にする。左右両方とも、10往復を7秒で。

(5)最後は上を向いて7秒間ゴロゴロうがいをする。むせない程度に喉の奥まで水を入れよう。これで終了。

「なにより力いっぱい全力で、口内に激しい水流を作るのがコツです。口に含む水は少なめで、水流で食べかすやばい菌をかき出すイメージです。できるだけ速く7秒でブクブクを10往復。慣れたら10往復3秒を目指してください。これを歯の上、下、左、右とブロックごとに行い、最後にゴロゴロうがい。トータル35秒で全力うがいの完成です。うがいの後『口の周りが疲れた』と感じたら、じょうずにできた証拠です」

なかには、うがい薬やマウスウォッシュを使う人もいるが。

「うがい薬やマウスウォッシュにはばい菌を殺す効果がありますが、何度も使うと口内のよい菌まで殺してしまったり、口内粘膜が荒れることも。だから、全力うがいは水だけでOK。もしうがい薬などを使うなら、外出先から帰ったときや、これからマスクをはずして会食しようというタイミングで、1日1回程度がよいでしょう」

全力うがいは、いつ行うのが効果的なのだろうか。

「外出後はもちろん、食後や歯磨きの後、朝起きたとき、夜寝る前にも。水だけですから、何度やっても副作用はありません。うがいの回数が多いほど、口内をきれいに保てます。また、全力うがいは口周りの筋肉のトレーニングにもなります。1日3回の全力うがいを2週間続けると、ほうれい線が目立たなくなり、ハリが出ますよ」

感染症も大病も避けて、ほうれい線も撃退できるなら、「うがいは全力で」やるしかない!

「女性自身」2021年4月27日号 掲載

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