水筒に一晩漬けるだけ!おいしい「アズキ紅茶」習慣のススメ

水筒に一晩漬けるだけ!おいしい「アズキ紅茶」習慣のススメ

水筒に一晩漬けるだけ!おいしい「アズキ紅茶」習慣のススメの画像

季節の変わり目となる今の時期、私たちの体は気温の変化に対応しにくくなり、不調が出がちだ。更年期世代の女性にとっては、血糖値や血圧の変化など、体の変化に悩まされやすくもなる。そんなときにオススメなのが「アズキ紅茶」だ。

「アズキと紅茶の組み合わせは一風変わっているように思われますが、意外と合いますし、健康に作用する働きをみても、とても理にかなっています」

こう話すのは、イシハラクリニック副院長の石原先生だ。石原先生はショウガ紅茶など漢方の要素も取り入れた食による体調改善を提案しているが、その石原先生が次にオススメしているのが「アズキ紅茶」なのだ。

「アズキと紅茶はそれぞれで体によい働きをすることがわかっていますが、2つを組み合わせるとさらに効率よく、効能を取り入れることができます」(石原先生・以下同)

まず、あんこの材料として知られているアズキにはサポニンというポリフェノール成分が豊富だ。アズキの赤色はサポニンによるもので、活性酸素を除去する抗酸化作用が知られている。アズキには赤ワインの約1.5〜2倍のポリフェノールが含まれているそう。

「サポニンには、コレステロールや中性脂肪の増加を抑える作用や、血液をサラサラにして血栓や動脈硬化の予防をする働きもありますから、心筋梗塞や脳梗塞の予防も期待できます」

アズキには食物繊維、タンパク質、ビタミンB群や葉酸などのビタミン類、カリウムなどのミネラル類、鉄分、イソフラボンなども豊富。

「カリウムには血圧を下げる働きがあり、アズキに含まれる不溶性食物繊維は腸内環境を整えてくれます。そのため、便秘改善や免疫力アップにもつながります。そのほかにも、食物繊維には血糖値の上昇を抑える働き、ビタミン・ミネラル類は、抗酸化作用による美肌効果やシミやシワの改善が期待できます。豆の部分にたくさんの栄養が詰まっていますので、ぜひ丸ごと食べてください」

アズキの鉄分は貧血改善、イソフラボンは女性ホルモンのバランスを調整し、更年期症状の緩和や、女性特有の乳がんや子宮がんなどの予防効果も期待できるそう。まさに栄養の宝庫!

アズキだけでもこれだけの健康効果が期待できるのだが、実は紅茶にもさまざまな作用がある。

「紅茶には“スーパーカテキン”と呼ばれるテアフラビンが豊富に含まれています。カテキンは抗酸化作用で知られていますが、スーパーカテキンの働きはカテキン以上で、内臓脂肪抑制、抗炎症、抗ウイルス、抗菌性、抗歯周病などがあります」

さらに発酵食品である紅茶は、体を温める働きも。

それぞれでも豊富な働きをする「アズキ」と「紅茶」だが、この2つを組み合わせるとテキメンなのが利尿作用なのだそう。

「冷えやむくみは体に余計な水分がたまった末に起こります。漢方ではこれを『水毒』といい、水毒が万病のもとと考えられています。アズキ紅茶の体を温めながら不要な水分を排出する働きは、不調原因を取り除いて体調を整えやすくするうえで、非常に効果的です」

■体を温めながら不要な水分を排出する働きが

また、紅茶に含まれるテアフラビンの抗ウイルス作用にも注目だ。

「テアフラビンは、インフルエンザウイルスなど、ウイルスの持つスパイク(角状の突起)を無効化させることがわかっています。インフルエンザも新型コロナウイルスもウイルスのスパイク部分が体内に入りこむことで感染します。毎日紅茶を飲む人とほとんど飲まない人とでは、インフルエンザの発症率に10%近い差が出るという調査結果もあります。アズキ紅茶は、感染症予防としても飲んでいただけます」

アズキ紅茶は、乾燥豆からゆでて作るのが通常の方法なのだが、作るのが面倒だという人のために、今回、缶詰のゆでアズキなどと、耐熱水筒を使って、簡単にアズキ紅茶を作る方法を紹介しよう。

缶などのゆでアズキ、加工アズキには甘味がついているものが多いが、糖分をとりたくない人はパックの蒸しアズキなどを使ってもいい。

作り方はいたってシンプル。持ち運びのできる耐熱水筒にアズキを投入し、500ミリリットルのお湯にティーバッグを入れてひと晩置くだけ。

【アズキ紅茶の作り方】

〈材料〉

ゆでアズキ…大さじ5(約100g)
紅茶のティーバッグ…2袋
熱湯…600ml
耐熱水筒…500ml以上のもの

(1)耐熱水筒にゆでアズキを入れる。
(2)熱湯をそそいで、ティーバッグを入れ、2〜3分置いて取り出す。ひと晩置く。

水筒は持ち運びできるので、いつでもどこでも手軽に飲める。仕上がったアズキ紅茶の味は甘さ控えめの“和風紅茶”といったところか。

味に変化を出したいなら、シナモンやカルダモンなどのスパイスや、豆乳を加えてみよう。

飲み切った後の残ったアズキには、多くの栄養分が含まれているので、底に残った豆まで食べきってほしい。1日500ミリリットル程度のアズキ紅茶を、できるだけ毎日飲むことをオススメしたい。

「実際、私やクリニックのスタッフもアズキ紅茶を飲んで、むくみ解消をはじめとするさまざまな体調の変化を実感しています」

これからの季節にピッタリな手軽にできる飲み物で、健康と若々しさを維持しよう!

関連記事(外部サイト)