消費税増税、値上げラッシュ…令和をとりまくマネー環境の全容

令和をとりまくマネー環境の全容 消費税増税や大手メーカーの値上げラッシュが本格化

記事まとめ

  • 生活に身近な食品などの値上げが相次ぎ家計を直撃、今年10月には消費税が10%になる
  • 消費税が上がっても、家賃や健康保険適応の医療費、保険料などには消費税はかからない
  • 5月以降はサントリー、アマゾン、カルビー、TOHOシネマズ、東洋水産、カゴメが値上げ

消費税増税、値上げラッシュ…令和をとりまくマネー環境の全容

消費税増税、値上げラッシュ…令和をとりまくマネー環境の全容

消費税増税、値上げラッシュ…令和をとりまくマネー環境の全容の画像

今年10月には消費税が10%に上がるとされており、すでに生活に身近な食品などの値上げが相次ぎ、家計を直撃している。

2月からはレギュラーガソリンの全国平均価格が9週連続で上昇し続け、3月からはアイスクリームやサバ缶などの缶詰類、家庭用すり身製品、牛乳などの乳製品の値段が上がった。5月以降は大手メーカーの値上げラッシュが本格化する。

■家計にかかわる主な価格・制度の変更

【5月】
<サントリー>1日出荷分から1.2リットル以上のペットボトル飲料が一律20円値上げ。
<アマゾン>17日からアマゾンプライム年会費が3,900円から4,900円に値上げ。
<カルビー>21日納品分からポテトチップスなどスナック菓子を順次値上げ。

【6月】
<TOHOシネマズ>一般の映画鑑賞料金を1,800円から1,900円に値上げ。
<東洋水産>1日出荷分から「赤いきつね」など即席めん約200品目を13〜30円値上げ。

【7月】
<カゴメ>1日出荷分からトマトジュース、野菜ジュースなどが5〜10%値上げ。

【10月】
消費税が10%にアップ(見込み/軽減税率制度により、外食・酒類などを除く飲食料品は8%に据え置き)。中小の小売店でのキャッシュレス決済で最大5%ポイント還元。

値段や消費税が上がる前に買うべきものを買っておかないと損してしまう! と駆け込み消費を考える人も少なくない。

「あまり慌てずに、いったん冷静になって家計のことを考えてみましょう」

そうアドバイスするのは、1万5,000人以上の家計を再生させてきた家計再生コンサルタントの横山光昭さんだ。

「消費税が上がっても、家賃や健康保険適応の医療費、保険料などには消費税はかかりません。消費税がかかる支出は光熱費や食費、日用品費など月の生活費の3分の2程度。たとえば、生活費が毎月30万円かかる家計であれば、約20万円分の支出に消費税がかかることになります。現在の8%で計算しますと、消費税は1万6,000円。10%になりますと2万円で差額は4,000円。負担増は4,000円と思えば、それほど苦しいと感じることはないと思います。焦ってストック買いするほうが家計のムダにつながります」(横山さん・以下同)

むしろ今から増税前までに準備しておきたいのは、改元を機に家計の“お金の流れ”をきちんと見直して、みるみる貯まる“貯め体質”になること。

「一度、支出のすべてを書き出してみましょう。支出は家賃や光熱費、通信費、保険料などの『固定費』と、食費や日用品費、衣服費や娯楽費などの『変動費』に分けられ、支出を書き出すことでふだんの買い物の浪費グセが見つかります。“ムダ支出”を見直すだけでも増税分はカバーでき、さらに貯蓄の分も捻出することもけっして無理ではありません。把握しているつもりの支出も改めて書き出してみると、“なんとなく”“ついつい”使っている支出に気づくもの。元号が変わるタイミングは、そうした“家計の常識”をガラッと見直すのにもよいチャンスです。家計のルールを改めて、貯め体質になりましょう」

関連記事(外部サイト)