突然億万長者になったら…映画『億男』で考えさせられる人生

突然億万長者になったら…映画『億男』で考えさせられる人生

突然億万長者になったら…映画『億男』で考えさせられる人生の画像

家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。’14年に発売されて以来ロングセラーの小説『億男』。佐藤健と高橋一生のダブル主演で話題となった映画が、DVD化されるとのことで、お先に観賞しました。

■『億男』5月22日発売。豪華版(特典Blu-ray付き Blu-ray2枚組)7,344円、通常版(DVD1枚組)4,104円(ともに税込み)。発売元/アミューズソフト、販売元/東宝

3,000万円もの借金を返済するため妻(黒木華)や幼い娘と離れ、ひたすら働く一男(佐藤健)は、ある日宝くじが当たり、3億円を手にします。そして、大学時代に同じ落語研究会だった親友の九十九(高橋一生)が企業して大成功したことを思い出し、お金について相談することに。ところが、パーティで一緒に盛り上がった翌日、3億円と共に親友はこつぜんと消えていました。

たった1日で天国と地獄を見るような展開で始まるこの映画。でも、よくある仲間のお金の奪い合いの話ではないところがミソです。九十九の行方を追ううち、一男はギャンブルや怪しいビジネスに打ち込むバブリーな人たちに出会いますが、どの人もある意味自分の映し鏡。記者だって、突然億単位のお金が転がり込んだら、おバカになってしまうのかもと感じます。

お金を汚ないもの、危険なものとして描きながら、その対極としてモロッコの砂漠の美しい夕景が映し出されます。それは大学時代に一男と九十九が初めて旅した場所。そこで九十九が練習する古典落語『芝浜』はストーリーの鍵で、「人生や人間を変える“お金”って、一体何だろう?」と、改めて考えさせられる映画です。

関連記事(外部サイト)