「女性がいると話がまとまらない」私の職場にもいた“森喜朗”

「女性がいると話がまとまらない」私の職場にもいた“森喜朗”

「女性がいると話がまとまらない」私の職場にもいた“森喜朗”の画像

「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」の蔑視発言から辞任に追い込まれた森喜朗氏。錆びついた価値観で私たちを無頓着に傷つける男性は世にうじゃうじゃいるようでーー。

「同僚の看護師にかけた言葉がキツく聞こえたのか、着替えを手伝っていた80代の男性患者から『女はヒステリックだから働くべきじゃない。世話する仕事だから女でもしょうがないが』と淡々と言われたときは、心底、男尊女卑な人だなと」(看護師・53歳)

トンデモ女性蔑視発言をして、2月12日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長職を辞任した森喜朗氏(83)。「辞めたのは当然」という声が圧倒的だが、冒頭の話のような“男尊女卑”思考の男性が多くいる社会の実態も浮き彫りになった。

そこで本誌は、35〜55歳の読者200人に「あなたのまわりに森喜朗氏のような人はいますか?」と緊急アンケートを実施。その結果、44人から「いる」との回答が!

実に5人に1人が“被害”に遭っている、女性を蔑む男性の不快な言動を、アンケートに寄せられた声から紹介。

「『これからは女性の時代だ』なんて言っていた82歳のワンマン会長。いざオフィスが手狭になると『女のデスクを小さくすればいいよ、どうせ体が小さいんだから』と。さらに、私が取引先の人と話していると入ってきて、『女が担当者で悪いけど、ひとつ頼むわ』なんて」(運送業・45歳)

「納期管理の仕事をしているのですが、納期が遅れるのには複合的な理由があるのに、私だけに責任を押しつけた50代の上司。『女の仕事は中途半端! 働く女は子育ても中途半端!』とわざわざメールが」(製造業・43歳)

「会議で発言しようとしたら60代の上司から『女の意見は聞いていない』と。どうやら『女性は論理的に考えられない。まとまる話もまとまらない』との考えらしく、それ以来、会議で私はひと言も発していません」(会社員・50代)

「女性っていうのは」と繰り返していたが、「女は××だから」「女なんて」と決めつけている男性はいずこにもいるようで……。

「『女性は感情的だから上司に向かない』『結婚するとすぐに産休をとるから女性は雇いたくない』と日常的に」(教員・50歳)

「平然と『女なんて子どもを産んでいればいい。男に家事を頼むような女はシバき回したらいいねん』と言ってのける姿に怒りが」(サービス業・45歳)

このサービス業の女性が住む兵庫県で、まわりに森喜朗氏のような人が「いる」と答えたのが12人中4人と、やや多い傾向はあったものの、東京都で33人中10人、森氏の地元・石川県では5人中ゼロなど、地域による明確な特性は認められなかった。

社会にはびこる“男尊女卑オヤジ”ーーその失言や暴言で受けた女性たちの心の傷は、“撤回”しようが“辞任”しようが、決して癒されることはない。

「女性自身」2021年3月2日号 掲載

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