集中力も上がる! 新生活でも「ストレスに負けない」簡単な方法 #154

中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生よると、新生活では変化が多いため、やりたいことが多いのに混乱してゆとりがなくなってしまうことが多いようです。愛先生が頭が冴えてストレスに負けない、簡単な方法を教えてくれます!

最近、集中力が落ちていると感じていませんか?


【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 154

いよいよ今年も4月、新年度がはじまりましたね。新しく変わるもの残るものといろいろな変化があり、環境になれるまでに時間を必要とするタイミングなのではないでしょうか。あれもしなければ、これもしなければと義務的にやることもあれば、見に行きたい場所、食べたいものなどワクワクすることも多いと思います。

4月はさまざまな出来事に優先順位をつけることが難しい時期ですよね。また、新しく責任感が増えた人、プレッシャーが増えた人も多いと思います。のびのびと気持ちの良い気候とは裏腹に日常は激務となってしまいがちですよね。

ですが、春というきれいで儚く、瞬間瞬間を楽しむ今の季節は心と時間の余裕も必要になるものです。冷静で理論的に複数あるタスクを一つ一つ集中力をもって対処できれば良いのですが、さまざまな案件が一気にやってくると優先順位をつけることまでもがタスクに感じられ、結局時間ばかりかかって集中できないこともあるのではないでしょうか。そこで、今週は、頭をスマートに働かせるための食薬習慣を紹介します。

今週は、頭をスマートに働かせるための食薬習慣


気持ちがいっぱいいっぱいになっていませんか? 気持ちに余裕がないといつも通りの自分の実力を発揮できないので、悔しい思いをしたり、ストレスをためてしまったり、時間を無駄に使ってしまったりともったいないことばかりが、立て続けに起こってしまいます。

春という季節柄、ある程度は仕方のないことですが、新年度というスタートの時期には、物事をスマートに働かせ、時間と心に余裕をもって過ごしていたいですよね。この時に必要なものを漢方では、集中力と気力を養う『気血』とストレスに負けないように『気』の巡りを改善することと考えます。

そこで、今週は円滑にものごとが進むように『気血』を補い、『気』を巡らせる食薬習慣がおすすめです。今週食べるとよい食材は、【手羽先の香草焼き】です。

食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:手羽先の香草焼き】


作り方は、ビニール袋に手羽先、手羽中、手羽元のどれでもよいので入れます。そこに、塩多め、コショウ、ローズマリーを二つまみ、お好みでガーリックパウダーや刻んだニンニクなども入れます。袋を軽くもみ、30分程度放置します。その後、フライパンで両面焼いたら完成です。

手羽先


高タンパクであり、抗酸化作用、バリア機能などが期待できるビタミンAや脳疲労の回復に役立つイミダゾールペプチドなどが豊富に含まれています。心身ともに疲れやすい春におすすめな食材です。『気血』をしっかり補ってくれます。

ローズマリー


シネオールという香り成分が含まれ、心の安定や頭をクリアにしたい時などに役立ちます。また抗酸化作用の高いウルソール酸なども含まれています。意外と淡白な料理やスープなどにも活用できたり、口臭予防にもなるので、常備していると便利なハーブです。『気』の巡りの改善に役立ちます。

年度末が終わり、慌ただしさを感じている人も多いと思います。この時期には、しっかりタンパク質とミネラルをとり、環境に揺るがない体を作りましょう。そして、心を安定させるローズマリーをはじめとして、自分のお気に入りのハーブを見つけてみることがおすすめです。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。

月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。

つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。

Information


大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika

『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。

『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。

©Five/Gettyimages©Jamie Grill/Gettyimages©sakkmesterke/Gettyimages

文・大久保愛

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