気合いでは解決しません! 「だるい、しんどい、つらい」に効果的な方法 #159

GWも残りあと数日、明日から仕事や学校という人も多いでしょう。カラダがだるい、会社に行きたくない、やる気が起きない…。五月病とも言われるこの時期の疲労感や重だるさなどの不調について、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が簡単な改善策を教えてくれます!

最近、気分が沈んでいませんか?


【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 159

突然ですが、みなさん元気ですか? 毎日元気! という人は少ないかもしれませんね。特に五月病という言葉もあるように5月に入ると気分がどんよりしてしまう人も多いようです。今年もあっという間に五月になりましたが、元気にお過ごしでしょうか。

雨の日があると余計に気分はふさぎ込み、やる気は喪失していきますよね。そこに追い打ちをかけるように今後雨の日も増えていくことでしょう。梅雨入りする前にはつらつとした自分を取り戻しておかなければ、雨の毎日、そしてその後には灼熱の夏といったように過ごしにくいシーズンが到来してしまいます。そこで、今週は元気を取り戻し、やる気いっぱいの自分になるための食薬習慣を紹介します。

今週は、やる気を取り戻すための食薬習慣


何をするにも面倒くさい、動きたくない、極力家から出たくない、何も手につかない、起きてから活動するまでに時間がかかるなど、やる気が低下した症状が多発していないでしょうか。昔は、もっとてきぱきと効率よく、アグレッシブに活動できていたのに、最近の自分はどうしたのだろうと感じてしまうことはないでしょうか。限られた自分の時間を有意義に楽しく活用していきたいですよね。

休日にぼーっとしていて、気がついたら夜になっていたなんで時間の使い方はもったいないです。漢方では、怒涛の4月の忙しさで食べ過ぎたり、飲みすぎたり、偏食になったりすることを『痰湿』がたまっていると表現し、症状としては重だるさを感じさせます。そして、栄養バランスが悪く代謝が低下して疲れやすい状態を『気虚』といいます。

そこで、『痰湿』をとりのぞき、『気』を補う食薬で対策をとっていきます。今週食べるとよい食材・メニューは、【アボカドのツナサラダ】です。

食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:アボカドのツナサラダ】


作り方は、ツナ、カットしたアボカドとキュウリ、刻んだ海苔、ポン酢を和えたら完成です。ビニール袋の中でまぜると簡単です。

【アボカド】


ギネスに栄養価が高いことで載ってしまうほどの食材アボカド。ビタミンE、ビタミンB群、カリウム、ビタミンC、ビタミンA、不飽和脂肪酸など豊富に含まれています。また、食物繊維が多く、腸の解毒に役立ち、グルタチオンが含まれるため肝臓の解毒にも役立つ『痰湿』除去に役立つデトックス食材であるともいえます。

【ツナ】


もっとも手軽に食べることのできるお魚ですよね。高タンパクで、鉄分、ビタミンB群も豊富で『気血』を補うのに役立ちます。疲れたときにコンビニに入ったら、とりあえずツナ缶か鯖缶を買ってみるのもよいと思います。

やる気がないときには、根性論で解決するのではなく、これからの時代は食薬で解決するのがおすすめです。どうにか自分を変えたいと考えているときには、食事の見直しからはじめてみてはいかがでしょうか。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方がぜひご覧ください。

※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。

月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。

つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。

Information


大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika

『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。

『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。

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文・大久保愛

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