自分だけ不幸と思ってない?人と比べずに「幸せを実感できる」方法3つ #4

なんだか私ってついてない。周りとくらべて、自分のことをいつも不幸だなって考えたりしませんか?でも友達と自分を比べることって、1番幸せから遠ざかる行動だったりします。その理由とはズバリ…。

文・おおしまりえ

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 4

周りと比べて自分が不幸すぎる!「比べる幸せ」からどうやって抜け出すの?


「もっと幸せになりたいなあ」

暇な時、こんなことをつぶやいたりしませんか? 筆者はあります(笑)。最近SNSを見ていても、みんなすごく幸せそうだし、毎日充実している気がしてならない。それに比べて、私は仕事でいっぱいいっぱいだし、部屋は汚いし最近太ったし…と、なんだか自分の粗探しをし始めるとキリがない。どんどん自分が不幸なニンゲンであるように思えてくる。

そんな瞬間ありませんか? 自分の人生は自分のものなのに、気づくと人と比べてしまう。それは良くない気はするけど、人に称賛されている時は気持ちがいい。

なぜ人は比べてしまうのか?


そもそもニンゲンはどうして周りの人と自分を比べるのか。自分は自分として生きられたらいいのに、「あの子と比べて…」という前提条件が心の中にいつもある。それはなぜかと言うと、実はニンゲンの本能です! 比べてしまうのは、あなたのせいではありません!!

人はもともと、生存本能として比べるという能力を身に着けています。例えば「この食べ物は安全か」という疑問は、「昨日食べて平気だったから平気」という過去との比較をすることで、安全を確認できます。

安全や安心を得るために、過去の事例や他人、違う物との比較をして、人は成長してきました。だからこそ、私達は当たり前に人と比べて、優劣を感じてしまうのです。

また親からの教育方針として「お姉ちゃんはできてるのに〜」とか「普通はこのくらいやってるもの」といった “比較ワード” で育つと、当然自分を振り返るとき、比較で物事を見る癖がつきます。こういった気づかぬうちについた癖が、「あの子は幸せそうなのに……」といった、出口のでない比較迷路にあなたをはめ込むのです。

比べずに生きている人は何が違うのか


「比較は人の本能」と言いましたが、なかには他人と比べることなく、自分の価値観で自由に生きている(ように見える)人がいます。彼らは私たちとは何が違うのでしょう。

実は違いは1つしかありません。それは『自己肯定感』です。なんてシンプルな答え! 彼らは、比較をしないで生きているわけではありません。彼らの中には「自分なら大丈夫」という漠然とした安心感があるため、自分と他人を比べながらも、自然と比較で出た答えと、自分のパーソナルな部分の評価とを切り離して考えています。その結果、「人は人、自分は自分」といった判断ができるのです。

また筆者の周りの自己肯定感感の高い人は、こんな興味深いことを言っていました。「自分で自分の評価が90点くらいだと、ちょっと落ち込むことがあっても、-10点くらいにしかならないから、それでも80点取れる。だからいつも自分のことを信じていられるんだ」とのこと。理論的ですけど、なんてすごい……。自分は常に90点はある。なんて言ってみたいものです。

習慣として『地位財』を意識して考える


「だから自己肯定感を上げましょう」という簡単な答えが出てしまうわけですが、自己肯定感を上げるのって、時間がかかるし、むずかしいものです。もちろん自分を愛するためには取り組んでほしいことですが、もう少し簡単に自分を守る方法として、『地位財』という考え方を今日はご紹介します。

地位財とは、他人との比較によって価値を感じる財産を指します。例えばお金とか、地位、肩書、資産とかモテなんかも入ります。人は、これら地位財によって感じる幸せをいかに手放し、『非地位財』に幸せを感じるかで、幸福度は大きく変わるといわれています。

非地位財とは、健康、愛情、自由、社会的な貢献、自主性など、ちょっと数えたり目に見えたりするものではありませんが、実感すると幸せを確かに感じられるものです。他人と比較する時、つい地位財にばかり目がいっていませんか? モチベーションや参考として比べることは否定しませんが、地位財にはゴールがありません。

Aさんと比較して優れていたとしても、その上にはBさんCさんといれば、自分のゴールはどこまでも高くなり、ただ疲弊するだけです。だからこそ、今感じられるやりがいや安定、人からの感謝などをしっかり受け取り、感じることで幸福感を高めていかないと、あなたにとっての本当に安らげる幸せは来ないのです。

無条件に幸せになれる行動はあるの?


「今日から人と比べることのない幸せを感じていくぞ!」そう決意したって、何から始めたらいいかわからないものですよね。そこで最後に、非地位財を意識でき、幸せを実感できる行動を3つご紹介します。

1. 人を褒める! 人のために何かして感謝を受け取る


人のために何かするって、けっこう面倒ですよね。でも「ありがとう」「助かった」と、お礼を言われると、なんだかすごく恥ずかしかったり嬉しくなったりしませんか? あの温かさをしっかり感じるために、普段から人のために何かすることを習慣にし、そしてきちんと感謝を受け取るよう意識してみてください。

「何かする」というのは、特別な行動ではありません。毎日の挨拶を丁寧にしたり、困っている人がいたら声をかける。大切な人に優しく接する。そんなところからでOK。流してしまいがちな心のふれあいを、丁寧に感じてすくい取っていくことが大切です。

2. 自分のいいところを振り返る


自分のいいところを知ると、自分への安心感が高まり、自主性の向上へとつながります。安心できるという状態というのも、実は幸せの要素としては大切です。また、ある心理テストによると、自信がある人ほど、自分という人間を客観的に捉えられている側面があるなんて話も聞いたことがあります。あなたのいいところって、どこですか? まずは10個考えてみましょう。

3. 今日あった良かったことを振り返る


今日あった良いことを振り返ると、いろいろなメリットがあります。1つは、習慣にすることで日常的に “プラスのこと” に視点がいきやすくなること。もう1つは、寝る前や朝行うことで、その後の時間を良い状態に留めておくことができることです。

スピリチュアルでよく言う “引き寄せ” を行うにも、まずは毎日良かったことを見つけ、日常から常にいいエネルギーを発せられるよう習慣を変えることが重要といいます。そういった神秘的な話を抜きにしても、良かったことを見つける習慣は、あなたの毎日をもっと幸せにしてくれるのです。

幸せって漠然としているけど、「感じる」ことは簡単です。おいしいもの食べたり、楽しいことしたり、人とくらべても幸せは感じられます。ただ「感じ続ける」には、ちょっとだけ努力が必要です。感じ続けるには、正しい見方と、自分を受け止める力が必要です。難しいかもしれませんが、今すぐできなくたっていいんです。毎日時間をかけて、自分をもっと大事にしていきましょう。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

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