アラサーだからこそ楽しめる“お仕事小物” おすすめノート5点

毎日使うお仕事小物は、意外と周りに見られているもの。美容エディターの松本千登世さんも、「小物がその人の印象を左右する」と話す。そんな松本さんが大切にしている“物選びのコツ”を教えてもらうとともに、自分をバージョンアップさせてくれるお仕事小物をご紹介。

憧れるのは、物が自分にフィットしている人。ときには背伸びする楽しさも感じてください。


私が物を選ぶとき、“長く愛する”ということが大前提にあります。もともと母から、「小さくていいから本物を持ちなさい」と言われて育ったので、それがベースにあるのかもしれませんね。だから、物持ちはすごくよくて。手帳も名刺入れも、ルイ・ヴィトンのモノグラムのものを、かれこれ15年愛用しています。購入するきっかけも、“本当に長く使えそう”と思えたから。

でも、これらを買うまでは、使っていた小物は割と短命で。その時どきの気分で買っていたのですが、そうすると自分の使い方がぞんざいになるのを感じていたんです。それは心のどこかに、「どうせ替えればいいや」という気持ちがあったから。そんなとき、ある年上の女性が、バッグを長年修理しながら大切に使ってらっしゃるのを見て、その素敵な姿に感化されました。物を長く愛している人って、普段から丁寧に生きている人だと思うんです。そのこともあり、“物を長く愛そう”という視点に。自分の手で味わい深く育てる、という楽しみも見つけました。

これはビジネスの面でも、同じことが言えますよね。日常的に万年筆を使っていたり、名刺入れがいつもスリムできちんと整理されていたり、レザーの傷さえも自分の味にしていたり。高価なものだからいい、というわけではなく、「物そのものがその人にフィットしているか」が大切だと思うんです。

また、普段はシンプルな服装の方が、明るい色の小物を持っているのも印象的。逆もしかりで、そのギャップが、「この人はどんな人だろう?」という好奇心に繋がることも。 お仕事小物は、人から見られるということもあるのですが、仕事をする自分を投影するものでもあるのかもしれません。女性って、意外に相手の持ち物をチェックしています。きっと自分自身が物に表れるって、心のどこかで意識しているのだと思います。

最近、30歳の頃にすごく背伸びをして買ったものをよく使っているんです。バッグ、スカーフ、靴や洋服も。当時これを選べた自分を褒めてあげたいと思って、嬉しくなりますね。その楽しさを、若い世代にも感じてもらいたいなって思います。それがお仕事小物なら、背伸びもしやすいはず。頑張って背伸びをしたその気持ちを小物に託して、それが似合うように自分が努力するのも、私はすごく大切だと思うんです。特に30歳前後は、上にも下にもどちらにも転べる世代。下に行くのは、力を抜けば簡単。上には、一生懸命力を入れないと行けないけれど、時々息抜きをしながら、今より上を目指すほうが絶対に楽しいと思います。年を重ねてから、かつて憧れて買ったものを思い出したとき、より今の自分にフィットしたな、と感じられるはずです。

自分らしさを一緒に育てる5つのノート。


「こだわりを一番表現しやすいのがノートです」と、松本さん。けれど、サイズや色柄、材質など、種類が豊富にあるからこそ、悩んでしまう場合も。「3年前から使っているHININE NOTEは、黒いレザーの表紙に自分の名前を刻印。紙を入れ替えられるので、ずっと使えるのがお気に入りです」

バージョンアップさせるなら、表紙がレザーや布のものなど、使い続けるうちに自分らしく味わいが増していくものを選んでみて。

(1)使い込むほどに、手に馴染むノート。


表紙にプレスコットンを貼り付けたリングノート。使い続けることでコットンが色あせ、より柔らかく変化。デニムのように、長く愛せる逸品。なめらかな紙で文字も書きやすい。ノートブックA5¥2,100(POSTALCO/POSTALCO Shop TEL:03・6262・6338)

(2)手漉きならではのぬくもり感じる一冊。


インドで作られる、ぬくもりあるノート。繊維工場で破棄される木綿で作られた再生紙は、手漉きの分厚さやざらっとした手触りが魅力。カバーのかわいい柄にも注目。ノートブック¥1,500(HATAGUCHI COLLECTIVE/PAPIER LABO. TEL:03・5411・1696)

(3)自分らしく育てる楽しみをノートで。


人気レザーブランドが作るノートは、表紙にカウレザーを使用。着脱ができるように、リングを通す穴には切り込みが入り、表紙だけ付け替えて長く使える。リムーバブルリングノートA6¥2,800(Hender Scheme/CIBONE Aoyama TEL:03・3475・8017)

(4)揃えて使いたいコンパクトな3冊セット。


ベルギーの伝統的な印刷技術を用いてペーパープロダクトを作るブランド。14×9cmというコンパクトなサイズで、シリーズで揃えて使うのも楽しい。活版印刷ならではの風合いも。トラベルノート 3冊セット¥2,100(le typographe/CIBONE Aoyama)

(5)世界に1つだけのクリエイティブな逸品。


松本さんも愛用するHININE NOTEは、サイズ、製本、表紙、紙など、自分好みにカスタマイズ可能。その組み合わせはなんと数万通り! 写真はレザーの表紙にゴムバンドのオプションをプラス。オリジナルノート¥760〜(HININE NOTE TEL:03・6407・0819)

まつもと・ちとせ 美容エディター。客室乗務員、広告代理店、出版社を経て独立。その審美眼に定評があり、エッセイも人気。著書『もう一度大人磨き 綺麗を開く毎日のレッスン76』(講談社)など多数。

※『anan』2019年4月17日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・野崎未菜美 取材、文・野村紀沙枝

(by anan編集部)

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