男が悲惨すぎる…本当にあった「最低女の婚約破棄」エピソード|ラブデストロイヤー研究所〜男と女の修羅場ファイル〜

誰もが夢見る幸せな結婚生活。だが世の中にはそんな幸せを食い物にするラブデストロイヤー、通称ラブデスが存在します。ここはラブデスの生態を解明し、襲撃から身を守るよう警告を促すために設立された研究所。明日は我が身かもしれません。心してご覧あれ……。

文・イラスト 伊藤沙帆

ラブデスファイル03 コンヤクハッキンドラー


Yさん(男性/当時27歳)は、職場の同じ部署の後輩と2年間の交際を経て、プロポーズし無事婚約しました。彼女は、社内男性みんなが憧れる高嶺の花。そんな彼女を射止めたYさんは、鼻高々だったそうです。

「1日でも早くYさんのお嫁さんになりたい!」という彼女の想いに応えるべく、プロポーズ後間もなく両家顔合わせを済ませ、式場探しを始めたYさん。彼女の希望は都内の某高級ホテルでした。Yさんは、愛する彼女のためなら……と、相当な出費を覚悟しつつも、迷わず予約しました。

それからは、仕事と式の準備に追われる日々。それに伴い、彼女とのちょっとした揉め事が増えましたが、Yさんはよくあることだと思い、気には留めませんでした。

式まで2ヵ月を切ったある日。Yさんは、彼女から電話で、近所の喫茶店に呼び出されました。

待ち合わせ場所に向かうと、そこにはただならぬ雰囲気の彼女が。恐る恐る話を聞いてみると、彼女は

「本当にごめんなさい……。婚約を、なかったことにさせてください……」

と言いました。

ここ最近、多忙な様子のYさんを見て、これからの結婚生活に不安を抱いてしまったとのこと。心優しいYさんは、己の至らなさを責め、彼女の思いを受け止めました。

その後、2人は婚約関係を解消しましたが、交際自体は続けることに決めました。

もちろん結婚式はキャンセル。しかし時期も時期なので、支払った前金は返還されず、キャンセル料も支払うことに……。

婚約破棄から1年後、Yさんは懲りずに、再び彼女にプロポーズをし、彼女も快諾。彼女が2度目の式場に選んだのは、都内の某高級レストランでした。

式まで1ヵ月を切ったある日、Yさんは彼女に呼び出されました。

一抹の不安を抱えながら待ち合わせ場所に向かうと、そこには、やはりただならぬ雰囲気の彼女が。今回も、

「ごめんなさい……。やっぱり私、あなたとは結婚できない……」

と言いました。婚約解消の理由も、前回と同じだったようです。

話し合いの結果、婚約は解消するものの、交際自体は続けることに。しかし、Yさんが頑張って貯めたお金は、再び水の泡になってしまいました。

そして、2回目の婚約破棄から1年後、一向に懲りないYさんは、3度目(!)のプロポーズをしました。今回の挙式はハワイに決め、準備を進めている最中、またもや彼女からの呼び出しが。

「ごめんなさい。結婚はなかったことに……。あと、別れてください……」

3度の婚約破棄を経て、ついに2人は別々の道へ。その後、彼女はというと、なんとYさんの後輩と結婚したそうです。一方のYさんは、今でも女性不信で、結婚できていないのだとか……。

ラブデス研究所の見解


これはこれは……出ましたね。襲撃されれば相当なダメージを受けることになる、非常に凶暴なラブデス、その名も『コンヤクハッキンドラー』ですね。 ハッキンドラーに関しては、過去いくつかの被害報告がありますが、今回はその中でも最悪のケースと言えるでしょう!

Yさんの場合、3回も同じハッキンドラーから攻撃を受けているんですね。いい加減学習せぇよ……失礼しました。Yさん、お気の毒に!

ハッキンドラーの恐ろしいところは、被害者の心だけでなく、お財布にも大打撃を与えることなんです。婚約指輪はもちろん、式場のキャンセル料も相当な額になることでしょう。

また、我が研究所に寄せられるハッキンドラーの被害報告なのですが、不思議なことに、被害者の多くがハッキンドラーに憎しみを抱いていないのです。

心理的・経済的に深手を負ったにも関わらず、僕の方に悪いところがあったはずだ……と、被害者が自身を責めてしまうことが多いようです。被害者に被害者意識を感じさせずに攻撃する点も、ハッキンドラーの恐ろしい特徴だと言えるでしょう。

それでは、我々は、どうやってハッキンドラーの襲撃から身を守ればよいのでしょうか。

我が研究所の長年の研究の結果、ずばり、独身でいること が最も確実だという結果にたどり着きました!

婚約というエサをチラつかせなければ、ハッキンドラーは決して襲撃してきません。しかし、お付き合いを続けている限り、いつかは婚約の話になります。

つまり、ハッキンドラーの魔の手から逃れるためには、最初から誰ともお付き合いせず、独身を貫き通すのが一番なのです!

みな様も、ハッキンドラーの餌食になってしまわぬよう、くれぐれもご注意を。それではまたお会いしましょう。

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