ニキビ、かゆみ、乾燥…ガサガサ肌荒れしがちな人の「NG朝ごはん」

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AIざっくり要約

  • 大久保愛先生は12月は忙しい時期で栄養管理が難しく、ニキビや乾燥などの肌トラブルが起きやすいと教える。
  • 先生は朝食のグラノーラは高温加熱なのでAGEsが生じるためNG食品だとしている。良い食べ物はワカメとブロッコリースプラウトの酢漬けで肺陰を補い肌トラブルを抑えられるとする。
  • 肌トラブルは体からの警告で生活を見直す必要があると説き、年末をキレイな肌で迎えられるよう習慣を見直すことを提言した。

実験的な機能のため、正確性を欠く可能性があります。記事本文と併せてご確認ください。

寒さから運動量が減る一方で、外食続きで内臓に負担をかけてしまいがちな12月。ニキビ、乾燥、かゆみなどの肌トラブルに悩む人も多いはず。そこで、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、肌荒れに効果的な食事と、避けるべきNG習慣を教えてくれます!

ニキビ、乾燥、かゆみ…肌荒れが気になりませんか?


【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 243

毎日、お疲れ様です。最近、忙しいですよね。やることが山積みになり、今年中に終わるのか心配しているという方もいらっしゃるかもしれません。忙しい12月は、タスク処理を優先し、食事の内容や睡眠のリズムなどがどんどん崩れてしまう傾向があります。また、寒い冬の季節で、外食も増えるシーズンです。そのため、運動量が減る一方で、内臓に負担をかけてしまう食事が増えることにより、さらに体調管理が難しくなるときでもあります。

その結果として、はじめに表面化するのは、ニキビやかゆみ、乾燥などの肌トラブルではないでしょうか。放置していれば、空咳が出始めたり、鼻風邪を引いたり、頭痛が起きたり、睡眠の質が低下したりと、次々と煩わしい不調が出てくることもあるかもしれません。

ですが、12月は人と会う機会が増えたり、おしゃれする機会も増える時期なので、いつにも増してキレイな肌を保ちたいと強く願う人も多いはず。お肌のためにも、小さなトラブルが出た時点で、糖質の量と脂質の質を見直したり、便の状態を整えたり、寝る時間を30分早くするなどの対策をしてください。

不調を連鎖させないためにも、肌トラブルを体からの警告だと認識しましょう。ということで、今週は汚肌の対策となる食薬習慣を紹介していきます。

今週は、汚肌の対策となる食薬習慣


顎やおでこにプツッとニキビができたり、口元や小鼻の周りがカサついて赤みが出てきたり、スネや腕などが痒くなってきたり、お肌の悩みが出てきたということはないでしょうか。こういった悩みが出てきた時には、同時にお肌のトーンが暗くなったり、キメが荒くなったり、毛穴が目立っていたりとコンディションは全体的に下り傾向になると思います。

1年の締めくくりとして、1年間お世話になった人や旧友などに会うなら、潤ったエイジレスなお肌でいたいと思いますよね。そこで、どんなに小さな肌トラブルでも、薬を塗って一瞬で治して放置するのではなく、生活習慣の乱れの警告として真摯に受け止め、美肌を維持するためにも行動そのものを見直すようにしていきましょう。

肌トラブルが起こりやすい状態を漢方医学では、『肺陰虚』という体の内側から潤いが不足して、便秘がちになり、アレルギー症状や喉や鼻のトラブルなどの炎症を起こしやすい状況であると考えます。そこでご紹介するのは、『肺陰』を補い、『湿熱』や『虚熱』などの炎症を起こす原因を取り除く食薬習慣です。

ということで、今週食べるとよい食薬は【ワカメとブロッコリースプラウトの酢の物】です。逆にNGな習慣は、【朝食のグラノーラ】です。

食薬ごはん【ワカメとブロッコリースプラウトの酢の物】


忙しい日でも包丁も使わずに腸を整えるワカメや、抗糖化作用や抗酸化作用、抗炎症作用などがあるブロッコリースプラウトを組み合わせて、血糖値の上昇を抑え美肌の大敵AGEsの産生を抑えるお酢で味を整える小鉢です。腸を潤し『肺陰』を補い、肌トラブルの素『虚熱』や『湿熱』を取り除くために役立ちます。

<材料>ワカメ           5gブロッコリースプラウト   5つまみ(たっぷりめ)酢             大さじ1みりん・醤油        各小さじ1

<作り方>よく混ぜたら完成。

NG行動【朝食のグラノーラ】


健康を意識しつつ、忙しい朝にすぐに食べることができる朝食の代表ともいえるグラノーラですが、毎朝食べてはいませんか? グラノーラは、基本的にオートミールやナッツ類に甘みと油を絡めて高温で焼き上げることで作られています。ナッツに含まれる脂質や調理の工程で使われる油も酸化し、高温で調理されることにより美肌の大敵であるAGEsも生じてしまいます。美容に良いことをしているという意識で食べるには、メリットとデメリットのバランスが悪い食材であるとも考えられます。

もし美容のためにチョイスしているのであれば、高温での加熱をしないナッツを食べたり、グラノーラだけでは不足してしまうタンパク質が食べられる玉子や納豆を選ぶようにするのが良いと思います。

肌トラブルは、体へ負荷がかかっていることの合図だと考え、体の中から変化させていくことで、汚肌対策となり、さらには体調管理になるものです。軽視したり無視せずに、生活習慣を見直して、今年を最後まで走り抜けていきたいですね。そのほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。

近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。

ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。

Information


<筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン®』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち®」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売1か月で7万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika

『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。

『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。

©アーモンド1000/Adobe Stock

文・大久保愛

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