告白はしたけど…実は「本気で付き合おうとしない」男の特徴

現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、モテ男と職場恋愛を始めたアラサー女子。自分は本命ではないのかも、と不安がる彼女に、三松先生がモテ男と恋愛する心得を伝授します!

文:三松真由美 イラスト:犬養ヒロ

【レスなひとびと】vol. 43

優亜(32歳)安定感レス彼氏、付き合っているのにいつも不安な気分でヤキモキ。この恋、つらすぎる。


銀座のカフェ。しかし優亜は口もつけず、足を組んだままイライラしていた。優亜がラブラブLINEを送ってから、もう2時間31分46秒。付き合いはじめて3週間と2日の彼氏、達也の既読がまだつかない。

優亜は汐留にあるIT会社の人事部で働いている。同じ会社の売れっ子営業マンである達也は甘いルックスで人たらし。人気者オーラ満開。ウインクしながら手を振っても決して嫌味でないヤツ。そんな達也から「デートしない?」と誘われた時の興奮と言ったらなかった。コクっと頷くとウインクされ、優亜のハートはドロドロに溶けた。

ちっこい胸をパッドで寄せ、着圧タイツで腹肉を押さえ、カラダのラインがバッチリ出る白のノースリーブワンピで出陣。六本木の口コミ星3.7のイタリアンで、2本目の白ワインボトルを開けた。そしてどちらともなくキスをした。

野獣魂がみなぎり、パンツを潤々に濡らしながら飛び込んだ近くのホテル。ワンピのファスナ―を、達也がじれったいくらいゆっくりおろす。

優亜から舌を絡ませて深いキス。そのままお姫さま抱っこでキングベットに放り投げられて、1回バウンド。右オッパイ中心責め。左も揉んでほしい……とじれていたら、左胸スッ飛ばしていきなり性感帯ナンバー1の割れたパーツに中指を差し入れる。

「ああ、なんて大胆なルートチェンジ。こんなんハ・ジ・メ・テ」。

濃厚に、しつこく女子ボタンを攻められた。もう何度イッたか思い出せない。そして「俺の彼女になれよ」と耳たぶを噛む達也。

……あの最高に甘い夜を思い出してハーッとため息。

「今、いったいどこで何をしとるん」

思わず福岡訛りで呟いた。会えばいつも優しくて楽しく、最高にエッチ上手な達也だが、そのぶん、敵も多そうだ。

達也は、今夜は銀座で部署内の飲み会。もう二次会が終わっていい時間。そろそろ終電もなくなる。もしかしてもう、他の子とベッドインしてるんじゃ? 気が気じゃない。

Facebookにログインし、達也のログイン時間を調べる。10分前にログインしとるやないか。

「あたしのLINEには既読つけてなかやん。もうダメっちゃ。あたしの順位なんて1番じゃないんや」

涙目。コーヒーは完全にぬるくなっている。そこに達也からメッセージ。

「飲み会、先輩の説教モードで疲れたー。優亜ちゃんに会って癒されたいな。今から俺の部屋に来れたりしない?」

来たーーーーーーーーーーーー。

「おつかれさま! もちろん行けるよ 癒してあげる〜」

かわいいペンギンのスタンプも送信。

やっぱり達也には私がいないとダメなのだ。

しかし翌日見てしまった。達也がカウンター受付に肘を付いて、クルクルまつパの受付女子をくどいている風景を。

優亜の一喜一憂恋愛は落ち着きどころがあるのだろうか。こんな感じで毎日ヤキモキするなんていつまで続くの。

「俺の彼女になれ」って付き合ってっていうことだよね。

え? もしかして付き合ってると思ってるのは私だけ?

悶々。悶々。ずっと悶々。

【三松さんからのコメント】

忘れられないメモリアル恋愛はありますか。

二人でいると昔の月9ドラマみたいにロマンチックな出来事が次々に起こる。会えない時間は常に不安だけど、会うと誰より安心する。そんなドラマ的展開に満ちた恋愛をした女性の多くが「元カレを忘れられんのよ」「あいつが最後の男やった」「なして別れたんかなー」「どんな男よりエッチよかったんやで」と言います。(女子会調べ:東京以外もリサーチ済み)

過去恋愛で心に受けた傷が深いほど、元彼を忘れられないという話を聞いたことがありますが、これわかる!

親心で見ると「ダメな子ほどかわいい」ってやつ。イケメンの中に一人ノンイケメンで愛嬌ある顔がいると気になるってやつ。中学生時代に優等生より影のある不良に憧れるってのもあり。

今思えば、なんであんな男と? と思うようなダメ彼に夢中になることもあるのが人生。ダメ彼に心が傷だらけになるまで向き合った女性が、ちょっと恋愛休業して、心の中で彼の思い出とたわむれてため息をつく。そんな女子の姿を見たのは1度や2度じゃありませんから。

そこでなんとか持ち直した女性たちは多くの場合、元カレと全く違うタイプを探します。安心感が人の形になったような塩顔男性と結ばれているんです。過去の火傷を教訓に、次の恋愛を探す女性たち。これを成長と呼ぶ。

「自分が泣かずに過ごせる人を見つけろ!! って説教しても火傷するような男に惹かれるのが人生ってもんだ。2度くらい火傷してみろ。いいオンナになれるから」

三松 真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。日本性科学会会員。ED診療ガイドライン作成委員。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。

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