次世代バレエ界の星・堀内將平のダイエット 減量しづらい体を変えたのは?

バレエダンサーにとって、カラダを美しく保つことは必須条件。日々鍛錬を重ねる中でも、減量の壁にぶち当たったという次世代バレエ界の星・堀内將平さんが、その突破法と究極の肉体美を披露!

堀内さん流カラダを引き締める3か条


(1)2週間で4kg減、炭水化物オフの食事。


ドイツのバレエ学校に在籍中、外国人ダンサーのスリムな体型に憧れ、実践したのが炭水化物オフ。「朝食は食べず、昼はヨーグルトやハム、チーズ、夜はサラダ、鶏むね肉を基本とし、炭水化物を抜くという食生活を送ったら、なかなか落とせなかった体重が2週間で約4kg減りました。それから、公演の1か月前からは炭水化物オフの生活に切り替え、体重を調節することが習慣に」。定番は、朝食抜き、昼はサラダやバナナ、夜は具だくさんの味噌汁。

(2)温冷交代浴で代謝をアップ。


筋肉疲労の回復やむくみ改善、さらには基礎代謝をアップさせるために行っている入浴法が、温冷交代浴。「多くのバレエダンサーが実践している方法なのですが、42℃くらいのお湯と冷たい水のシャワーを12分ほど、交互にかけます。血流が促進されて、むくみが取れるせいか、終わったあとは驚くほどカラダが軽くなります! また、硬くなった筋肉が弛緩され、練習の疲れがリセットされるので、翌日のパフォーマンスもグンと上がります」

(3)就寝前のストレッチを欠かさない。


毎晩、必ず行っているのが就寝前のストレッチ。時間にして、約30分。「カラダを柔軟にしたり、関節の可動域を広げてしなやかな動きをつくるほか、筋肉のすみずみにまで刺激を与えるためにも、ストレッチは欠かさず行っています。ポイントは、背中、ふくらはぎ、太ももなど、1部位につき約30秒かけてゆっくりと伸ばしていくこと。細かい筋肉までしっかりほぐすことができ、全身がリラックスするので、ぐっすり眠れるというメリットも」

コンプレックスをバネに。努力の積み重ねが肉体美をつくる。


なだらかな曲線を描く上腕筋に、輪郭が浮かび上がる背筋、くっきりと割れた腹筋、鋼のような力強さのハムストリングス…。今、大注目のトップバレエダンサー・堀内將平さんの鍛え上げられた肉体は、まるで彫刻のように美しい。

しかし、「海外で踊っていた頃は、スラリとして、恵まれた体格の外国人ダンサーたちが羨ましくて」と本人は話す。「その頃はコンプレックスの塊で、どうすれば彼らのような理想的なカラダがつくれるかとばかり考えていました。バレエはテクニックだけでなく、肉体を使って表現する芸術。女性をリフトするための力強さや、空中で回転したり、重力を感じさせないジャンプをするための筋肉を鍛えるとともに、余分な脂肪をそぎ落としていく必要があります。そこで、ドイツのバレエ学校にいたときに実践したのが炭水化物をはじめとする糖質制限。これを始めたら、2週間くらいですんなり脂肪が落ち、さらにカラダも軽くなって食事法の大切さを実感しました」

帰国後は、あっさりとした和食中心の生活に切り替わったこともあり、脂肪はつきにくくなった。とはいえ、公演の1か月前から炭水化物は最低限に抑え、それ以外の日の夕食は、白米をはじめ、好きなものを口にする。

「通常は朝からレッスンがあるので、午前中はカラダが動きやすいように何も摂らず、昼食はサラダやバナナがベース。でも、食べることは大好きなので、夜は外食もするしスイーツもいただきます。ただ、最初に野菜などの食物繊維を食べ、血糖値の上昇を抑えたり、甘いものを食べるとしても少量にしたり、食べ方は気を付けています。ちなみに、翌日の体調に響くので、お酒はほとんど飲みません。また、以前、遅延型アレルギーの検査をしたら小麦全般が引っかかって。それからはパンやパスタなど小麦製品を避け、グルテンフリーを心掛けています」

まさに、アスリートともいえる食生活。そんな堀内さんの趣味のひとつが料理で、最近ハマっているのが、お味噌汁だとか。

「実家から定期的に旬の野菜が送られてくるので、パックで煮出した出汁に野菜やきのこを入れ、さらに豚肉や魚などのタンパク質を加えます。これで立派な完全栄養食になるし、満足感があるのもいいですね。公演前の夕食は、この具だくさん味噌汁だけで済ませることも」

Kバレエ カンパニーは、年間40本という、日本では突出した公演数を誇る。ひとつの公演が終わったら、その翌日から次の公演に向けてレッスンが始まるという過酷なバレエダンサーの日常。最高の状態で魅せる肉体をつくるための努力は、食生活以外の随所にも及ぶ。

「少しでも油断するとすぐに体型に表れますし、特に白いタイツをはくときはシルエットがかなり変わってくるんです。レッスン中は、鏡に全身が映るので、日々意識しますね。また、週に1〜2回はジムでトレーニングをしています」

今回の撮影前にも、2日間連続でジムに行って鍛えてきたのだそう!

「見た目的にムキムキになるのは避けていますが、集中的に鍛えるのはジムでのトレーニングが手っ取り早いですね。家では、趣味のピアノを弾くときに椅子の代わりにバランスボールに座ったり、温冷交代浴で基礎代謝を上げたり、就寝前の30分ストレッチは欠かさないようにしています。とはいえ、習慣になっているので辛いと思ったことはないです」

このストイックさには頭が下がるばかり。さらに驚くのが筋肉の美しさだけでなく、ボディの肌のキメ細かさ。

「筋肉ケアのために使用しているオイルが、保湿ケアにも役立っています。お風呂上がりは、ヴェレダのアルニカ マッサージオイルを全身に塗るのですが、保湿以外に筋肉疲労をやわらげたり、血流を促す効果もあるのでお気に入りです」

堀内さんのお話を聞いていると「美は一日にしてならず」という言葉が浮かんでくる。この、圧巻の肉体美は、まさに日々の努力で造形されている。

ほりうち・しょうへい 1992年7月29日生まれ。K バレエ カンパニープリンシパルソリスト。10歳からバレエを始める。’12年よりルーマニア国立バレエ団に在籍後、’15年に現カンパニーに移籍。3月上演の『トリプル・ビル 2020“若者と死”』で主役を務める。

ブルゾン¥72,000 パンツ¥46,000(共にイッセイ ミヤケ メン/ISSEY MIYAKE INC. TEL:03・5454・1705)

※『anan』2020年2月5日号より。写真・KINYA OTA(MILD) スタイリスト・YOSHI MIYAMASU(SIGNO) ヘア&メイク・KOUTA(eight peace) 取材、文・安田光絵

(by anan編集部)

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