服の汚れはおしぼりで拭かないで! 洗濯王子がNGという理由は?

洗濯にまつわるさまざまなお悩みについての解決策を、洗濯王子・中村祐一さんがお答えいたします!

Q.外出先でシミを作っちゃいました。取るにはどうすればいい?


A.おしぼりを使った応急処置はNG! シミの種類に合わせて帰宅後に素早くケアを。


外出先で洋服にうっかりシミが…。なるべく早く落としたいけれど、応急処置は下手にすると逆にシミが広がるから要注意。

「食べこぼした時は、ティッシュペーパーなど乾いたものでつまみ取る程度にして、深追いしないこと。おしぼりは塩素が入っていることがあるので絶対に使わないで。部分的に白くなったり、色が抜けたりする恐れがあります」

そして、本気で落とすのは帰宅してからすぐに。

「蛍光剤不使用の液体洗剤を直接つけてなじませ、お湯ですすぐだけでかなり取れるはず。それでも無理な場合は、シミに合わせて下の組み合わせで再トライを」

それぞれのシミの落とし方


化粧品


ファンデや口紅の汚れは、液体洗剤+クレンジングオイルを混ぜて歯ブラシの背でなじませ、お湯ですすぐ。液体洗剤の代わりに台所用中性洗剤も効果的。

ボールペン


インクと樹脂の汚れには、液体洗剤に樹脂を溶かす消毒用エタノールをブレンドして対処。直接塗布して歯ブラシの背でなじませた後に、お湯ですすぐ。

ソース


液体洗剤である程度汚れを取り、酸素系漂白剤を溶かしたお湯でつけ置きする。またはシミに塗布して、歯ブラシの背で丁寧になじませてすすぐ。

Q.夏場は衿や袖口が日焼け止めで汚れてしまいます。


A.液体洗剤や台所用洗剤を直接塗ってぬるま湯で丁寧に落としましょう。


夏場は日焼け止めが必需品だけど、汗や皮脂と混じり合って服につくと落としづらい。

「日焼け止めには油分や樹脂成分などが入っているので、落とすのは結構厄介。いきなり漂白剤につけると、ピンク色に生地が変色することがあるので要注意です」

まずは付着した部分に、液体洗剤か台所用中性洗剤を直接塗布して、歯ブラシの背でなじませて、ぬるま湯ですすぎましょう。

「それでも取れない場合、時間が経過すると取りにくくなるので、クリーニング屋さんでシミ抜きをしてもらうのが賢明です」

Q.知らない間に黄ばんでいた白いシャツはどうすればいいの?


A.まずは粉末洗剤でつけ置き洗いし、取れない場合は漂白剤を。


クローゼットでしばらく眠っていた白いシャツに袖を通そうとしたら、衿や袖口を中心に、全体的に黄ばみが…。ちゃんと洗濯をしてからしまっていたはずなのに、どうして?

「汚れが落とし切れていないまま放置され、酸化してしまった可能性があります。まずは粉末洗剤を溶かしたお湯でつけ置きをし、取れなければ酸素系漂白剤で。それでも取れない場合は、クリーニング屋さんへ持っていって相談して」

なかむら・ゆういち 長野県伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」3代目。洗濯から考えるよりよい暮らしの提案を行い、「衣・食・住」における「衣文化」の革新に取り組む。「洗濯王子」の愛称で各種メディアに多数出演。

※『anan』2021年3月17日号より。写真・北尾 渉 イラスト・サヲリブラウン 構成、文・野尻和代

(by anan編集部)

関連記事(外部サイト)