日本郵便「宅配バッグ」を無料配布でも普及を妨げるこれだけの問題

日本郵便の"置き配"バッグ「OKIPPA」の安全性に疑問視 空き巣の餌食になる可能性も

記事まとめ

  • 日本郵便が、すでにサービスを展開している不在時にも玄関先で受け取れる「OKIPPA」
  • 盗難のリスクが低減するというが、安全性に関しては疑問視する声もある
  • 住人が不在であることを教えているようなもので、空き巣の格好の餌食になる可能性も

日本郵便「宅配バッグ」を無料配布でも普及を妨げるこれだけの問題

〒

 日本郵便が、すでにサービスを展開しているYper社と共同で、配達された商品を不在時にも玄関先で受け取れる"置き配"バッグ「OKIPPA」を、体験モニターとして抽選で10万世帯に無料配布するキャンペーンを始めている。「OKIPPA」は荷物が届くとアプリを介して通知が入る仕組みになっており、外出時の荷物の受け取りに便利なうえ、配達側としては再配達削減となる。

「最大57リットルの荷物を包むことができますが、収納時は手のひらサイズまで小さくたためドアノブに取り付けておけます。ドアに固定する専用ロックとダイヤル式の内鍵が付属しており、盗難のリスクが低減するといいます」(住宅設備業者関係者)

 しかし、その安全性に関しては疑問視する声もある。
 
「まず、バッグと玄関ドアを結ぶワイヤーですが、これがかなり心細い仕様。『OKIPPA』の公式サイトには『一般的なハサミでは切断が困難な亜鉛(ビニールコーティング加工)素材を採用しています』とありますが、ワイヤーカッターを使えば簡単に切れてしまうのではないか。さらに『OKIPPA』が、基本的に玄関のドアに取り付けなければならないというのも難点。バッグに荷物が入っている場合、その家は住人が不在であることを教えているようなもので、空き巣にとって格好の餌食になる可能性もあるのです」(同前)

 最後に、日本郵便は「OKIPPA」の応募条件について「配達が完了した荷物に亡失等があった場合、日本郵便がいかなる損害賠償も行なわないことに同意すること」とある。果たして、これでどこまでの普及となるのだろうか。

(小林洋三)

関連記事(外部サイト)