豚と鶏の台頭で牛がピンチ!「吉野家」の仁義なきメニュー抗争

吉野家

 すき家、松屋と並び、牛丼チェーンの“御三家”と呼ばれている、吉野家。当然、牛丼が主力商品であるべきだが、HPのメニューをよく見ると、目を疑いたくなるような事実が浮かび上がってきた。

 看板商品である牛丼のほか、鶏丼、豚丼、牛カルビ丼、カレー、鰻重、唐揚げなど、バラエティ豊かなメニューがズラリと並ぶ。女性客やダイエット中の客を意識したのか、野菜をメインにした“ベジメニュー”というカテゴリーまである。

 これだけではなく、メニューの多様化は止まらない。朝ごはんは定食に加え、一汁三菜朝膳を用意。さらに数えきれない品揃えのサイドメニュー、“吉呑み”というチョイ飲み用のツマミまであるではないか。ここまでメニューが豊富であれば、もはや“ファミレス”と言っても過言ではない。しかも牛丼が主役の座から降ろされかねないと、フードライターは驚きを隠せない。

「HPのメニューによれば、牛丼はわずか4種です。しかし、豚丼は季節限定を含めると6種類もあり、牛丼を上回っています。ただ、牛カルビ丼は季節限定を含めて5種類。牛丼が牛カルビ丼と“連立”を組めば、かろうじて丼物は『牛』が『豚』の種類を上回ることができます」

 また、から揚げの台頭も著しいと、フードライターは続ける。

「から揚げ丼やから揚げ定食など、から揚げが主役のメニューもありますが、から牛やから揚げスパイシーカレーなど、牛丼やカレーとコラボした商品も揃えています。から揚げのメニューだけで9種類もありますから、“から揚げ店”と表現してもおかしくないほどです」

「うまい、やすい、はやい、ずっと。」が吉野家のモットーだが、これに「いろいろ」も付け加えてはどうだろうか。

(石田英明)

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