浅間山の異変が引き金となる?300年ぶり「富士山大噴火」の可能性

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 明治時代に観測が開始されて以来、2000回を超える活発な活動が記録されている浅間山(長野・群馬県)が8月7日に噴火。噴煙は1800メートル立ち上り、噴石が200メートルほど吹き飛んだという。
 
「噴火後に警戒レベルが1から3に引き上げられて以降は小康状態を保っており、大規模噴火へつながる可能性は低いと見られています。ただし、これまでは火山性地震が発生し、火山性ガスが増加するなどの予兆がありましたが、今回はいきなりの噴火でケースが異なるため、しばらくは警戒が必要。さらに長野と岐阜にまたがる北アルプスの焼岳では、7月末から8月頭にかけて地震活動を示す“空振にともなう低周波”が発生し、噴火の警鐘を鳴らす専門家もいるため不気味です」(サイエンスライター)
 
 浅間山が前回“大噴火”を起こしたのは、天明噴火と呼ばれる1783年。その前には、1721年、1775年と噴火し、降灰による大きな被害も出ている。
 
「気になるのは、富士山との関係です。富士山は最も新しいところで1707年に宝永大噴火を起こしていますが、その49日前に南海トラフを震源とした日本最大級の宝永地震が発生している。つまり、最短で13年後に浅間山にも異変が起きていることから、その相関関係を指摘する専門家もいるのです」(同)

 近年、その富士山周辺では、富士五湖の一つである河口湖の水位が低下したり湧水が出たほか、富士山の名物、氷柱が解けたことも報告されている。

「日本列島における火山噴火や相次ぐ大地震の背景には、太平洋プレートから陸側にかかる圧力があります。これは東日本大震災の原因にもなりましたが、地震発生のみならず、火山噴火にも注意すべきです」(同)

 浅間山の異変が、300年ぶりに富士山を目覚めさせる最悪の事態の引き金とならなければいいが。

(蓮見茂)

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