「いきなり!ステーキ」国内の“共食い”による頭打ちで東南アジアに活路か

いきなり!ステーキ

 10月2日、ペッパーフードサービスの一瀬邦夫社長が、タイやシンガポールに「いきなり!ステーキ」を出店する考えを示した。
 
 同店はステーキの本場アメリカに出店していたが大量閉店に追い込まれ、また一方で日本国内でも苦戦が続いており、東南アジアに活路を見出そうと目論んでいるようだが、この出店計画を不安視する声が相次いでいる。
 
「一瀬社長はミャンマー・ヤンゴンの『ペッパーランチ』1号店オープン記念式典でのスピーチで、今年6月に台湾にオープンした『いきなり!ステーキ シティリンク南港店』が好調であることを説明し、『シンガポール、タイなどでも出店の要望があり、来年には実現したい』と語るなど、自信満々の様子は見せているのですが…」(社会部記者)

 ネット上では、《アメリカがダメなら東南アジアってそんなにうまくいくもんかね?》《そんなことよりまず国内のテコ入れをどうにかした方がいい》《最初は物珍しさから人は集まるだろうが、問題はその先》などといった意見が目立つ。
 
「ペッパーフードサービスが9月に公開した『2019 年8月度実績』によれば、今年8月の既存店売上は前年同月比64.8%と非常に厳しい数字となっています。新規出店による既存店との“共食い”が原因と言われており、この数字が、食品偽装が発覚した直後のマクドナルドと同程度といえば、どれだけ憂慮すべき状態にあるかお分かりいただけるかと思います。なお、ペッパーフードサービスは『いきなり!ステーキ』の姉妹店となる『ペッパーランチ』をシンガポールに39店舗、タイに44店舗、インドネシアに61店舗、フィリピンに60店舗展開するなど、すでに東南アジアでは成功を収めている。そのため、日本やアメリカで苦戦する今、最後の賭けとして東南アジアに活路を見出そうとしているのではないでしょうか」(経済評論家)

 こちらも共食い状態にならなければいいが。

(小林洋三)

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