「スーパー便移植」でボケと肥満を治す(1)新鮮便を濾過した液体を注入

トイレ

 デブ、ボケ、ハゲ。中高年にとって深刻な問題を「大」によって解決する─。事実、医療研究が進み、実際の治療が行われているものもある。はたして意外な「救世主」の実用現場とはいかなるものなのか。

 週刊アサヒ芸能10月31日号で、イチローと三浦カズの「最強便」が安倍首相の難病を救うといった記事を掲載した。国指定の難病「潰瘍性大腸炎」を患う安倍晋三総理(65)への「朗報」として、2人のスーパースターの「便」が浮上した、というものだ。すなわち、どんな環境下に置かれても体調を一切崩すことなく最高のパフォーマンスを発揮できたのは、2人の腸内細菌が人並み外れた最強のものと判断されるからだ。最強の腸内細菌を含む便を「移植」することで、難病治療に活路を見いだす─。

 みずからの「桜を見る会」スキャンダルで年明け桜散る解散も噂される今、安倍総理が任期を全うできるかどうかは、治療の成否にかかっていると言っても過言ではないだろう。

「潰瘍性大腸炎の最大の敵はストレス。安倍第一次内閣の退陣は外遊の過密日程による疲労と、病状を悪化させる香辛料や脂肪の多い食事、官僚との確執、そしてお友達閣僚の辞任が相次いだストレスによるものです。このままでは命にも関わると判断した主治医から、ドクターストップがかかった」(官邸関係者)

 炎症が30年以上も続けば、大腸の粘膜に腫瘍ができ始める。そうして病状が悪化した場合、大腸を全摘出することになる。安倍総理が解散総選挙に臨むには、持病のコントロールが不可欠となる。

 国内における潰瘍性大腸炎の患者数は16万人で、発症年齢は20代に多いとされる。その治療法として注目されているのが「便移植」。そしてこれが難病のみならず、肥満や薄毛の改善にも応用できるというのだ。

 ヒトの便の中には食事のカスだけでなく、生きた腸内細菌や腸内細菌が作り出した代謝産物が含まれている。便移植というと、ネガティブでグロテスクなイメージを抱くかもしれない。だが実際に患者の腸に注入されるのは、その日のうちに採取した新鮮便を生理食塩水に溶かして濾過などの処理を施したもの。ビタミン剤の点滴薬のようにも見える「液体」である。

 便移植が注目を集めた原因は、欧米で年間数万人の死者を出している感染性腸炎のひとつであるクロストリジウム・ディフィシル(CD)感染症だった。医療ジャーナリストによれば、

「CD感染症は、抗生物質を大量に投与された患者の腸内で菌交代現象が起こり、毒素産生性CDが増殖することで発症します。症状には下痢、腹痛、発熱があります。抗菌剤による治療で改善しますが、再発率が高いことが問題でした。そこで健康な他人の便から抽出した腸内微生物叢を患者の腸に入れる便移植により患者の腸内細菌叢が正常化し、CDの炎症を鎮め、再発率も低下させることが判明しました」

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