新型コロナ「パンデミック」戒厳令(終)スポーツ界の悲鳴と経済活動ストップ

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 スポーツ紙五輪担当記者が解説する。

「すでにマラソンは五輪代表が決定しましたが、その他多くの競技はこれから6月までの大会で最終選考となります。柔道代表も男子66キロ級を除きすでに男女13人が決定していますが、最後の一枠となる阿部一二三(22)vs丸山城志郎(26)の一戦はまさかの無観客で行われることが決定済みです。盛り上がりに欠けることにならなければいいのですが‥‥。他にも、水泳や、体操、陸上などメダル有力種目の大会についても、詳細はいまだ不明です」

 五輪関連では、さらに深刻な事態になりそうなのが女子ゴルフである。

「代表出場の資格は各国2人まで。ただし、6月までの世界ランキングに基づき上位15位内に入れば最大4人まで出場できるという枠組みです。この資格を保持しているのが、畑岡奈紗(21)、渋野日向子(21)、鈴木愛(25)の3人。このまま大会中止が続けばランキングを下げ、出場機会を失うことも考えられる。みすみす出場権を失うならばと、収益度外視でスポンサーが無観客ツアーを強行開催する可能性もあるでしょう」(五輪担当記者)

「しぶこ救済」に動く太いスポンサーが出るか─。

「WHO(世界保健機関)がパンデミックを宣言したことで事態は重大な局面に入った。それでも五輪組織委員会は開催の方向を示していますが、一方で『1〜2年延期』など弱気発言も出ている。競技団体はますます右へならえで、自分のところだけ勝手に再開はできない状況に陥っています。関連する飲食やグッズなど、ありとあらゆるところにも波及しており、このまま自粛が続けば日本経済の活動がストップしてしまう」(五輪担当記者)

 マット界からも景気の悪い話が聞こえてきた。

「プロレス界でも、女子プロレスのスターダムがいち早く無観客試合に乗り出すと、各団体も相次いで延期や中止を発表。業界の盟主・新日本プロレスも例外ではなかった。実はスターダムも新日も、親会社はカードゲームの会社。カードゲームという遊びの性質上、『濃厚接触』には過敏で、苦渋の決断をしたようです。一方、ドル箱のスター選手が少ないボクシングや総合格闘技などの格闘技団体では、選手のチケット手売りが重要。ところが、ふだんであればつきあいでチケットを購入してくれた筋が『コロナ』という口実で購入を見送るようになってしまった。もはや青色吐息ですよ」(興行関係者)

 ギブアップする競技団体が出ないことを祈るばかりである。

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