今後は国立公園も活用!? コロナ禍で注目される「ワーケーション」の醍醐味

磐梯朝日国立公園

 最近、よく耳にするようになった“ワーケーション”という言葉。これは2000年代に米国で生まれた「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語だ。

 つまり、旅行で訪れるような地方やリゾートなどで休暇を楽しみつつ、テレワークで仕事を行う。そんなニュアンスの言葉とイメージしてもらえればいいだろう。

 8月27日には環境省と福島県が、同県内の国立公園をワーケーションで活用する取り組みなどを盛り込んだ連携協力協定を締結。9月1日に本社機能の一部の兵庫県・淡路島移転を発表した総合人材サービスのパソナグループも現地にワーケーション向けの施設を建設することをすでに発表している。

 また、総合リゾート運営会社の星野リゾートでは、一部のホテルにワーケーション向けの宿泊プランを用意。こうした動きは他のホテルでも増えている。

 コロナ禍による仕事のリモートワーク化で一気に注目を集めるようになったワーケーション。今回、この夏に実際に試してみたという広告会社に勤める30代男性に話を聞いてみた。

「夏場に入ってもテレワークが続いていたため、涼しい場所に行こうと北海道の釧路に2週間ほど滞在していました。こっちは気温が上がってもせいぜい25度。なかには20度に行かない日もあり、とても過ごしやすかったです」

 あくまで仕事メインで観光はあまりできなかったそうだが、それでも仕事の合間にレンタカーを借りて道東をドライブ。いいリフレッシュになったという。

「さすがに世間は旅行自粛のムードもあるので夜は飲食店などを極力利用せず、ホテルの部屋で夕食を済ませていましたけどね。それでも市場で海鮮丼などを買ったりして、地元グルメもそれなりに味わうことができました。これまで旅行でも出張でも同じ場所に10日以上も滞在することなんてなかったですけど、案外悪くないなって。今度は別の場所でまたワーケーションをやってみたいですね」

 家族がいると難しいかもしれないが、確かにこんな働き方が可能ならやってみたいという人は多いかもしれない。機会があれば、ぜひ試してみたいものだ。

(高島昌俊)

関連記事(外部サイト)