JR東日本「赤字転落」で終電繰り上げ!夜の街から悲鳴「金曜だけでも…」

終電

 9月3日、JR東日本の深澤祐二社長は、定例記者会見で来年3月に予定されている春のダイヤ改正に合わせ、終電時刻を最大30分程度繰り上げる方針であることを発表。会見では「東京駅から半径100キロ圏内のほぼ全路線が対象」と明言しており、都心を含む首都圏の繁華街への影響は計り知れない。

 例えば、新宿駅発の最終列車は、山手線が内回り・外回りともに1時ちょうどで、中央・総武線各駅停車の三鷹方面が1時1分。埼京線の大宮・川越方面が0時で、湘南・新宿ラインの高崎・宇都宮方面が23時33分、同ラインの横浜方面が少し早めの22時58分となっている(※20年9月現在)。具体的にこれらの終電がどのくらい繰り上がるのは定かではないが、飲食店関係者はこの発表に戦々恐々としている。

「終電の時間に合わせて飲んでいる人は多く、30分繰り上げになるとそれだけ店を出る時間も早くなるはず。でも、一番怖いのは終電が早くなったことで、飲みに行くことをやめる人が増えること。コロナで散々な目に遭っている状況はコレは本当にキツいですよ」

 そう嘆くのは、新宿にある某居酒屋の店長。今回、複数の飲食店関係者に話を聞いたが、全員が口を揃えて「終電繰り上げの影響は確実にあると思う」と回答していた。

 JR東日本はこれまで黒字経営の安定した経営状態だったが、本年度第一四半期(4〜6月)の売上高は前年比−55.2%、営業損益が1783億円の赤字、純損益は1553億円の赤字といずれも一気に赤字に転落。これがコロナの影響であることは言うまでもない。

 そうした事情を鑑みれば、終電繰り上げという経営判断は当然のことかもしれないが、「せめて金曜日だけでもいいから終電繰り上げはやめてほしい」といった切実な声も。しかも、現時点ではJR東日本のみだが、他の鉄道会社が今後同様の措置を講じる可能性は大いにある。

 飲食業界にとってはまさに踏んだり蹴ったり。コロナが収束に向かったとしても依然として厳しい状況が続くことになりそうだ。

(トシタカマサ)

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