フリー素材「いらすとや」毎日更新を停止、9年間の“功績”を称える声が続々

「いらすとや」マスクイラスト

 ネット上でバリエーション豊富なイラスト素材をフリー提供する「いらすとや」が2月で10年目を迎えるというが、その節目にこれまでほぼ毎日サイトを更新してきたものを一旦停止すると発表。ネット上ではこれまでの功績を称える声が相次いでいる。

 1月25日、同サイトの管理人で全てのイラストを手掛ける”みふねたかし”さんは今後のサイト更新について、「2月からサイトが不定期更新になる」ことを明らかにした。これまで「9年間(たしか)毎日サイトを更新」してきたというが、「ここ数年は他にもやることが増えてほとんど休みがなく、精神的にも体力的にも今のペースで全てをやり続けるのは難しい」「2月からゆっくり休んで、その後はサイトを不定期更新にして無理のない範囲でいろいろと頑張りたい」と説明している。

「『いらすとや』は2012年1月にスタートし、当初は節分など一般行事や季節のイラストなどが中心でしたが、16年頃から時事や社会風刺をネタにしたイラストが発表されるようになると、ネット上で大きな話題となりました。ほぼ毎日更新のためイラストのバリエーションも多く、SNSや動画サイトではアニメのオープニングやゲームのジャケットなどを再現する“再現選手権”が大人気となり、また商用や法人の利用も規約範囲内であれば無料のため、飲食店やテレビ番組、地方自治体などでも使用されるケースも多く、コロナ禍となってからはマスクを付けたイラストが日本のみならず世界各地で使用されるなど、今や見ない日はないほど絶対的な知名度を誇るフリーイラスト素材サイトになったのです」(ITジャーナリスト)

 社会的にも大きな貢献を果たしてきた「いらすとや」の更新一旦停止についてネット上では、《今や生活には欠かせないフリー素材になってる。これを毎日ひとりで書いていたなんて脱帽。まさに唯一無二のサイトです》《世界中でマスクの利用を呼びかけるイラストに使用され、マスクが浸透する一因になったと思う》《自分も資料を作る際にいつも利用させてもらっています。これからは無理せずゆっくり休んでください》などの声が寄せられていた。

 貴重な存在として広く認知されているだけに、無理せず、時折でもほのぼのイラストを披露して欲しいものである。

(小林洋三)

※画像は「いらすとや」で公開されているマスクのイラスト

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