飼い主さん必見!シャム猫の特徴や飼い方について【シャム猫の飼い主さんの声もご紹介】

ブルーの瞳と長くしなやかな体つきで、美しく気高い猫として愛されるシャム猫。気品あふれるその見た目とは裏腹に、意外と甘えん坊でイタズラ好きな一面も。成長するにつれて「焦げていく」姿も愛らしいですよね!今回は、そんなシャム猫の特徴や性格、飼い方のポイントをご紹介します。

飼い主さん必見!シャム猫の特徴や飼い方について【シャム猫の飼い主さんの声もご紹介】

猫ねこさん
子猫時代は白かったのにいつの間にかお顔やしっぽが真っ黒に。。。シャム猫の毛色ってとっても不思議ですよねぇ。今回はそんなシャム猫の魅力にたっぷり迫りますよぉ。

ブルーの瞳と長くしなやかな体つきで、美しく気高い猫として愛されるシャム猫。
気品あふれるその見た目とは裏腹に、意外と甘えん坊でイタズラ好きな一面も。
成長するにつれて色濃く「焦げていく」姿も愛らしいですよね!

今回は、そんなシャム猫の特徴や性格、飼い方のポイントを中心にご紹介します。

実際にシャム猫を飼っている飼い主さんにもお話を伺いましたので、これから迎えようと思っている方は是非参考にしてくださいね。

■ルーツ

シャム猫

シャムとはタイ王国のかつての呼び名。その名の通り、シャム猫はバーミーズやコラットとともにタイ王国に古くからいた猫と言われており、14世紀頃のアユタヤ王朝時代の書物にも登場していたと言われています。3種類の猫のうち、最も”高貴な存在”として扱われていたのがシャム猫。タイの王室や貴族、寺院など由緒ある血筋を持つ人しか飼うことを許されなかったといいます。

そんな「門外不出」とされていたシャム猫が、世界に知られることとなったのは1885年のこと。その前年、バンコクのイギリス領事館に勤めていたゴードン氏が帰国する際、シャム王朝(タイ王国)からペアのシャム猫が贈られました。そして翌年、その猫はロンドンで行われたキャットショーで紹介されるとたちまち人気を博し、多くの賞を受賞しました。

1890年代に入ると、シャム猫はイギリスからアメリカへ輸出されるようになり、世界的にも有名な人気猫種に。ちなみに、日本にシャム猫がやってきたのは、明治後期頃。シャム猫と呼ぶのは日本だけで、海外では「サイアミーズ(Siamese)」と呼ばれています。原産国のタイでは、月のダイアモンドを意味する「ウィチアンマート」とも呼ばれているとか。

二度の世界大戦により一時は個体数が激減しましたが、ブリーダーの努力によって絶滅の危機を回避。この時に、昔からの丸くがっしりとした体型(トラッドスタイル)とスリム体型(モダンスタイル)に分かれて繁殖が進んでいきました。現在主流となっているのはモダンスタイルの猫で、キャットショーで紹介されるのもこちらです。

■特徴

シャム猫

ではさっそく、シャム猫の主な特徴を見ていきましょう。

頭の形|直線的なくさび型

目|中くらいのアーモンド型でブルーのみ

毛|シルクのような光沢のある短い毛、4つのポイントカラー

〜 頭の形|直線的なくさび型 〜

頭の形は直線的なくさび型で、横から見ると、額から鼻の先までのラインはまっすぐ。顔に対して耳は大きく、先端がとがっています。

〜 目|中くらいのアーモンド型でブルーのみ 〜

目の色:ブルーのみ

目は中くらいの大きさでアーモンド型。目の色は宝石のサファイアのようなブルーのみです。

〜 毛|シルクのような光沢のある短い毛、4つのポイントカラー 〜

毛種:短毛種

毛色:シール、チョコレート、ブルー、ライラック

パターン:ポインテッドのみ

シャム猫はお手入れのしやすい短毛種で、まるでシルクのような光沢があるのが特徴。毛の生え方はトップコートのみのシングルコート。保温性がないので寒がりの子も多いようです。

また、シャム猫と言えば、顔や手足、両耳、しっぽなどに色がつく独特の「ポイントカラー」が大きな特徴。最も多いのは、黒に近い焦げ茶色の「シールポイント」ですが、そのほかにもミルクチョコレートのような色合いの「チョコレートポイント」、青みがかったグレーの「ブルーポイント」、ブルーポイントよりもさらに薄い「ライラックポイント」の4種類があります。

成長するにつれて色が濃くなるのはなぜ?季節によって毛色も変わる?

つい最近、Twitterのハッシュタグ「https://bit.ly/3hSzBkb」で、成長につれて全体的に色が濃くなる(見事に焦げた)シャム猫の比較写真が話題となりました。「本当に同じ猫なの?」と二度見してしまうような毛色の変化に「シャムシャム詐欺」などの声も^^

なぜ、こうした毛色の変化が起きるのかというと、そこには「サイアミーズ遺伝子」と呼ばれるシャム猫の遺伝子が関係しているのだとか。この遺伝子は温度の影響を受けやすく、体温が高いと色素形成が抑えられ、体温が低いと色素が正常に形成されるという特徴があります。そのため、体温の高い胴体は白くなり、体温の低い体の末端部分(顔や手足、耳、しっぽなど)は色が濃くなります。

子猫のうちは体温が高いため全身真っ白ですが、成長するにつれて体温が下がるのでポイントカラーが現れ、全体的に色が濃くなるのです。

温度に応じて体の色が変わるわけですから、「気温の高い夏は白っぽくなり、気温の低い冬は濃い色に」と季節によってもシャム猫の毛色は変化します。

猫ねこさん
子猫のときは真っ白だったのに、今じゃすっかり真っ黒なんてことも珍しくないシャム猫さん。温度によって毛色が影響を受ける遺伝子を持ってたからなんですねぇ。

全然別人!みたいな猫さんいますもんねぇ^^夏と冬でも違いがあるなんてっ!よーく観察してみよっ。クロベエ

■大きさ

続いては、シャム猫の大きさについて。

体型|オリエンタルタイプ

体長|約25〜27cm

体重|オス約3〜4kg メス約2〜3kg

シャム猫は、全体的に細身ですらりとした「オリエンタルタイプ」と呼ばれる体型です。手足が長くスレンダーな体つきで「美しく気高い」印象ですが、運動量は多く意外と筋肉質。細くしなやかなしっぽもとてもエレガントな雰囲気です。

こうした体型のシャム猫は「モダンスタイル」と呼ばれますが、アメリカから日本に入ってきたばかりの頃のシャム猫は、丸顔でがっしりとした「トラッドスタイル」と呼ばれる体型でした。気高い印象とはまた違った愛嬌のある雰囲気が愛らしいですね。

■性格

続いてはシャム猫の性格について。個体差はありますが、以下のような性格の猫が多いと言われています。

人と触れ合うことが大好きな甘えん坊

飼い主さんに鳴いてアピール

活発でいたずら好き

わがままで気難しい一面も

気品あふれる見た目からクールな印象があるかもしれませんが、実は人と触れ合うことが大好きな甘えん坊さん。最初は警戒心を持っていても、慣れるとひざなどに乗ってきて甘えてきてくれます。飼い主さんに向かって鳴いてアピールすることも多いので、しっかりコミュケーションをとってあげたいですね。

また、運動量が多く活発でいたずら好きな一面も。おもちゃなどを使ってたくさん遊んであげると喜んでくれるでしょう。

少しわがままで気難しいところもありますが、それも個性と受け止めて、愛情を持って接してあげてくださいね。

猫ねこさん
クールそうに見えて実はとっても人懐っこい甘えん坊さん。いたずら好きっていうのも意外ですねぇ。

あの見た目で甘えん坊さんとかっ。ギャップがたまりませんっ^^クロベエ

■かかりやすい病気

シャム猫

続いて、シャム猫がかかりやすい病気について見ていきましょう。

眼球振盪(がんきゅうしんとう)

角膜黒色壊死症(かくまくこくしょくえししょう)

進行性網膜萎縮症(しんこうせいもうまくいしゅくしょう)

幽門狭窄(ゆうもんきょうさく)

ウールサッキング

斜視

先天性難聴

〜 眼球振盪(がんきゅうしんとう) 〜

自分の意思とは関係なく、眼球が動いたり揺れたりする病気で、眼振(がんしん)とも呼ばれます。生まれつきのものであれば日常生活に支障をきたすことはありませんが、神経や筋肉の病気が原因の場合もありますので、気になる様子が見られたら獣医師に相談しましょう。

〜 角膜黒色壊死症(かくまくこくしょくえししょう) 〜

黒目の部分を覆っている角膜に黒い斑点が見られる猫特有の目の病気です。シャム猫以外では、ペルシャ・ヒマラヤン・バーミーズなどがかかりやすいと言われています。

外傷や猫ヘルペスウイルス感染が原因のひとつと言われているので、外猫と接触をしないよう室内飼いを徹底し、ワクチン接種を行うことが予防策となります。ごく軽度の症状であれば、抗生剤の点眼などで改善しますが、状態によっては角膜の病変部を切除する外科的治療が行われることも。

日頃から、顔周りや目の状態に気を配り、少しでも異常が見られたら早めに獣医師に相談しましょう。

関連記事:

〜 進行性網膜萎縮症(しんこうせいもうまくいしゅくしょう) 〜

進行性網膜委縮症は、目の内側にある網膜が変形して薄くなり、徐々に視力が落ちていく病気です。発症すると以下のような症状が見られます。

初期|夕方から夜にかけて目が見えにくくなる

明るい場所でも瞳孔が大きく開いている

暗い場所を怖がる

おもちゃを追う遊びをしなくなる

高いところに登らなくなる

物にぶつかったり段差につまずいたりする

進行すると|昼夜問わず目が見えなくなり完全に失明してしまう

猫では非常に稀な病気ですが、遺伝性もしくは後天的な原因で発症すると言われています。現在はキャットフードの品質が高まったため、栄養不足を原因とする後天性の進行性網膜萎縮症はほぼ見られなくなっています。

少しでも視力低下が疑われるような症状が見られたら、早めに動物病院を受診しましょう。

〜 幽門狭窄(ゆうもんきょうさく) 〜

胃の出口(幽門部)の筋肉または胃粘膜の異常で、胃から十二指腸への排出機能が困難になる病気です。先天性と後天性がありますが、シャム猫は先天性のことが多く、特にオスの発生率が高いと言われています。発症すると以下のような症状が見られます。

慢性的な吐き気

食欲不振・体重減少

嘔吐

内科的治療と外科的治療がありますが、十分な効果が得られるのは、狭くなった幽門を広げる手術です。

明確な予防法はありませんが、嘔吐を繰り返したり食欲不振が続くような場合は、早めに動物病院で診てもらいましょう。

〜 ウールサッキング 〜

ウールサッキングとは、羊毛(ウール)を吸い込む(サッキング)という意味。ウールに限らず、ビニールやダンボール、スポンジや輪ゴムなど、さまざまなものを口に入れる行動を猫のウールサッキングといいます。

原因ははっきりと分かっていませんが、シャム猫などの東洋系猫種に多く見られる遺伝性要因のほか、ストレスなども関係していると言われています。

なるべくストレスのかからない環境づくりとかじってしまう物を撤去することが、予防法となります。また、ウールサッキングの行動を始めようとしていたら、手をたたくなど音をたてて制止し、おもちゃなどで遊ばせるなど他の行動を促してあげましょう。怒ったり叩いたりするのは禁物!上手くできたらご褒美をあげるなど褒めてあげることが大切です。

〜 斜視(しゃし) 〜

物を見る時に、両目の視線が向かわず、片目が内側(内斜視)や外側(外斜視)などに向かってしまう遺伝的な病気です。シャム猫をはじめ、バーマン、ヒマラヤン、トンキニーズなどのシャム系猫種に多いと言われています。

先天的な斜視の場合、猫自身が上手く調整しているため、日常生活に支障はありません。

〜 先天性難聴 〜

白い猫や青い目を持つ猫は、先天的な難聴になる確率が高いと言われています。

飼い主さんの呼びかけに反応しないなどの症状が見られたら、獣医師に相談しましょう。

関連記事(外部サイト)