「もつ鍋or水炊き?」博多に2軒あるドーミーインはどちらも朝食天国!

実は出版関係者には“ドミニスタ”が多い。ドミニスタとは、ビジネスホテル「ドーミーイン」の熱心なファンやリピーターのことである。そんな彼ら(私たち)が「ドーミーイン」を求めるのはなぜなのか? 仕事で47都道府県を制覇した筆者(フリーライター)が、博多に2軒あるドーミーインをはしごレポ! じつは家族連れにもオススメなドーミーインの魅力に迫ります。

■コロナ禍の中で存在感が際立ったドーミーイン

教えてもらった近道と、お借りしたビニール傘のおかげで、雨に濡れることなく、ほんの数分でもう1軒のドーミーインへとたどりついた。

今日からお世話になるのは『天然温泉 御笠の湯 ドーミーイン博多祇園』。ずいぶん前に泊まったことがあるのだが、そのときは朝まで飲んでいたので大浴場すら味わっていない。ホテルの近くには地下鉄の駅とバス停が近くにある。

今日から仕事で移動が多くなることがわかっていたから、あえて初日(つまり出張の前乗り日)は移動を気にしなくてもいいPREMIUMを選び、2日目以降は仕事の拠点として博多祇園をチョイスした。この日のような雨模様だと地下鉄の駅が至近距離にある、というのは大きな利点である。

とりあえずフロントに荷物だけ預けて「仕事を終えて20時前にはチェッインします」と伝え、仕事へと向かった。予定どおりなら18時過ぎには仕事が終わり、ホテルの近くにあるお気に入りのラーメン屋で食事をし、その流れでチェックインできる。

ところが、そういうときに限って仕事が長引くのだ。結局、ホテルに戻るころには、もう20時半を回っていた。当然、飲食店は閉まっている(当時は緊急事態宣言下だった)。

ファーストフードのテイクアウトという手段もあるが、あいにく雨が降っているので、まずはチェックインしてしまいたい。こちらのホテルは1階にファミリーマートが併設されているので、とりあえずお弁当やお惣菜、そして飲み物を買いこんでおく。

この時点では、ここで買った飲み物が、まさかチェックアウトするまで冷蔵庫に残るとは思ってもいなかった。

▲1Fにはコンビニが併設されている。さてPREMIUMとの違いは!?

チェックインのためにフロントに行くと、朝、預けた荷物はすでに部屋に運んであるとのこと。そういえば今朝、そうしておいてくださいとお願いしていたっけ。3泊4日分の旅装とパソコン一式だから、けっこう重たい。

ヘトヘトになって戻ってきたから、これはありがたい。せっかくの軽装だ。お腹が空いたので部屋に行く前にそのまま夜鳴きそばへ。外食できないタイミングで、これは本当に救われた気分。コンビニ弁当だけでは味気ないけど、この一杯だけでグッと潤いが増す。温まるなぁ〜。

■一晩中、露天風呂を楽しめるのが大きな特徴

ちなみに、この日は楽天トラベルから「お部屋タイプおまかせプラン」で予約してあった。どの部屋になるかはチェックインしてからのお楽しみ、というシステム。

とはいえ、普通に予約するであろう「禁煙シングル」は最低限補償されるから、もし、その部屋に通されても損はしないし、うまいことグレードアップしてもらえていたらラッキー。けっこう、いろんなホテルでこのプランをチョイスするが、後悔したことはほとんどない。

部屋番号から最上階であることはわかったが、エレベーターを降りると、そこには「クラブフロア」の文字が。えっ、最上階かつクラブフロア?

というか、ドーミーインでクラブフロアに泊まったことがないから、どんな特典があるのかわからない。PREMIUMと通常のドーミーインの違いを体感しようと思って泊まり歩いたのに、これはまさかの展開だ。

▲室内にもリラックスして過ごすための様々な工夫がなされている

部屋に入ると広めのツインルーム。それよりも気になったのがエレベーターの前にあった「クラブフロアご宿泊者専用ラウンジ」の存在。部屋着に着替えて、とりあえず向かってみたのだが、そこには立派なマッサージチェアが2台。

温浴施設などで使用すると300円から400円は取られるが、なんと無料! さらに、コーヒー・紅茶・煎茶といったホットドリンクに加え、冷たいウーロン茶・オレンジジュースも無料! 別に係の人がいるわけではなくセルフサービスなのだが、24時間使用できるという。2泊する自分にとっては、とても使い勝手がいい。

さっそくマッサージチェアを利用する。よくあるパターンが1台しかなくて、なかなか使えなかったり、待っている人が気になってのんびりできないこと。ただ、ここには2台あるので、その心配はない。「ガチガチだった背中がほぐれたところで大浴場に行こう」と一度、タオルを取りに部屋に戻るが、よっぽど疲れていたようで、そのまま爆睡。ふと目が覚めると、すでに深夜2時を回っていた。

あっ、大浴場に入りそびれた……と、瞬時にガックリ。そう、大浴場つきのビジネスホテルでは深夜1時や2時で一旦、閉まってしまうことが多い。大浴場があるから泊まったのに入れなかった、という残念すぎる結末を何度、味わったことか!  

寝ぼけているから、そんな勘違いをしてしまったが、ドーミーインは翌朝までずっと大浴場が空いているので大丈夫。この時間だと大浴場は貸し切り状態だ。

さすがにPREMIUMと比べてしまうと、いささか見劣りはするが、それでもビジネスホテルの域は超えた施設だ。途中で勝手に止まらないシャワーも心地よい。マッサージチェアと大浴場は出張の疲れを癒す最強のコンボ。朝までぐっすりはもう保障されたようなものだ。

▲ビジネスホテルでこれだけのクオリティを誇る露天風呂を私は知らない

■“泊まるだけ”ではなく“住みたくなる”ホテル

そして、翌朝。PREMIUMでは、もつ鍋がスペシャルメニューだったが、こちらでは同じく博多名物の「水炊き」が、ご当地一品料理として用意されている。

ここまでくると、もう好みの問題になってくるので、どっちがどうとは言えないけれども、緊急事態宣言中に博多に行って、夜は早々とホテルに入っているのに「しっかりともつ鍋も水炊きも味わえた」というのはポイントが高すぎる。

ちなみにレストランエリアはPREMIUMよりもこちらのほうがやや広く感じられ、朝食を摂る環境としてはかなり快適だった。

▲食べ放題だからといっていっさい手抜きなし。本場の水炊きを味わえるのだ

3日目は想定外に仕事が早く終わり、夕方にはホテルに戻ってこれた。じつはホテルの近くにお気に入りのラーメン店『一双』がある。

駅前にある本店にはいつも行列ができていて、筆者も1時間ぐらい並んだ経験が。ホテル近くの祇園店はそこまで混まないと聞いていたので、仕事が早く終わったら行こうと考えていたのだが、早い時間帯だったから並びゼロでクリーミーな豚骨ラーメンを食すことができた。満足、満腹。

まだ街が賑わっている時間なので、もう少し博多を楽しんでもよかったのだが、出張も3日目となると洗濯もしたくなる。3泊4日なら4日分の着替えを持ってくれば済む話なのだが、ちょっとでも荷物は小さくしたいし、ドーミーインに泊まるとわかっているから、現地で洗濯すればいい、となってくる。

こちらのホテルでは大浴場の中に洗濯機と乾燥機が設置されていて、洗濯機は無料で使用できる(乾燥機は20分100円)。大浴場に入る前に洗濯機を回し、洗濯が終わるタイミングまでゆっくり入浴。ちなみに夜の時間帯だと、湯上りにアイスが食べられるうれしいサービスつきだ。

▲着替えの準備をミニマムにしてくれる中長期出張の頼もしいミカタだ。

風呂から出て、洗濯物を乾燥機に入れたら、ラウンジに移動。ここで乾燥が終わるまでマッサージチェアで体をほぐし、再び大浴場に戻って、乾燥機から洗濯物をピックアップしたら、もう一度、大浴場へ……まったく時間に無駄がないのである。

明日は、また朝早くから仕事をして、そのまま飛行機で帰京する。その前に極限まで体をラクにしておきたかったので、街に出るよりホテルライフを優先した。これもまたコロナ禍ならではの出張先での過ごしかた、である。

10月に入り、緊急事態宣言が解除され、出張に行く機会が増えたビジネスマンも多いかと思う。夜の街も賑わいも取り戻しつつあるが「ホテルで快適に過ごす」「ホテルに住む」という2021年ならではの選択肢も考えてみてはいかがだろうか? 

▲天然温泉 御笠の湯 ドーミーイン博多祇園

ドミニスタ歓喜! 博多のドーミーインは朝からもつ鍋食べ放題!! | WANI BOOKS NewsCrunch(ニュースクランチ)( https://wanibooks-newscrunch.com/articles/-/2539 )

〈小島 和宏〉

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